「TARI TARI(TVアニメ動画)」

総合得点
88.5
感想・評価
4479
棚に入れた
20720
ランキング
109
★★★★☆ 4.0 (4479)
物語
3.9
作画
4.1
声優
4.0
音楽
4.2
キャラ
4.0

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ネタバレ

もふ(´-ω⊂゛) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

音楽で繋がる人の輪

TARI TARI

途中経過(6話)
物語4.0 作画4.0 声優3.5 音楽3.5 キャラ3.5
6話まで見ました。
5話でボロボロ泣いてしまった( ;∀;)
ベタだけど、そこがいい。
これからの展開が楽しみです。

和奏ちゃんがどストライクすぎてやばい
黒髪・ポニテ・微ツンデレ属性兼ね備えたハイスペックヒロイン(੭ु´͈ ᐜ `͈)੭ु⁾⁾



追記(視聴完了)
物語3.5 キャラ3.5 作画4.0 声優3.5 音楽3.5
とりあえず見終わりました!
自分の中でのピークは5話、6話だったなーと(笑)
それでも十分最後まで楽しめましたb
この作品もメインストーリーだけみて例えば内容薄いとか面白くないとかで低評価をつけるのは妥当じゃないなと思えるものでした。それ以外の含みをもった重層的かつテーマ性のあるストーリーを私は評価したいと思います。少なくとも見終わって明日誰がいなくなるともしれないから後悔のないよう接しようと思えました。特に母親や父親にはカッとなりがちですから。
詳しくは後記しますが、十分高評価に値する良いアニメでした!

メインストーリーは
音楽で繋がる人の輪
だと思ってます。音楽を通して合唱部の5人がいろんな人と出会い、それぞれ成長しかけがえのない仲間を持てたのではないかと思います。音楽は素晴らしいですね。

{netabare}
物語3.5
これは4.0と悩みました。前半では4.0にしたんですけど。やはり自分の中でのピークが5話・6話だったと思ったので後半含めて総合3.5としました。
今回は視聴後すぐに率直な感想をtwitterに書き込んでいたので、それを中心に書いていきたいと思います。
視聴前:P.A.WORKS制作の2012年夏アニメ。作画の期待が高まる。
1話:おもしろい!派手さはないけど、クオリティが高くてP.A.WORKSらしい感じだ。名作の予感。爽やかな青春物語みたいな感じかな。合唱部をクビになった宮本さんが一から新しい合唱部を作って発表会を目指すみたいな?
2話:発表会を目指す話と思っていたらいきなり2話で発表会終わった(笑)。1話で紗羽ちゃんが馬で登校してるのかと思ったのだけれど、どうやらそうではないらしい^^
はやみんと瀬戸さんの素晴らしい歌唱力に驚いた。そして早くも和奏ちゃんのつんけん具合が抜けかけている。
3話:田中くんとウィーンが合唱部に。和奏ちゃんがどうしようかと迷っている。海の家のミュージックフェスタが新しい目標に。和奏ちゃんが自転車直してくれた外国人の人に話しかけられての I not money! I don’t money! が面白かった^^
あの外人さんは何者?ウィーンと関係があるのかな。
4話:外人さんはウィーンではなく和奏のお母さんの知り合いだったらしい。
5話:やばい!ベタだけど、そこがいい。和奏のお母さんは和奏が中3の時まで生きていたのか。小さい時に亡くなったものかと思っていた。病気のことを知らされていなくて反抗しまくっていたから色々と後悔をしているのだろう。自己嫌悪じゃないけど、とにかくお母さんのことを思い出して自分を責めてしまうから音楽と別離したのかしら。
6話:やばい!少し駆け足な気もしたけど、ぐだぐだ引っ張ってやられるよりよっぽどいい。和奏の葛藤が解消されたように感じた。はじめて歌っていたし。ここらへんで一区切りかな。
7話:7話から急に和奏ちゃんが天使になっていた(真顔)。いや、前から天使だったけど、すごく丸くなってほんと天使^^
そしてエンディングが凝ってる。徐々に5人が近づいたり。バージョンが3つくらいあるのかな?4つか。
男子キャラに漂うモブ感にはふれてはいけないのだろう、今後活躍するかもしれない^^
ウィーンも田中もお笑い係に統一なのか。
(一気に飛んで)
最終回:見終わりました!よかった。つっこみどころ満載だしガバガバしてるところもあるけれど、そんなことでこの作品の評価を下げたくないくらいに和奏ちゃんが可愛かった!あとのことはほんと、隅に追いやったところで問題ない。キャラが第一。かわいいは正義。
総評(twitterに投稿した文参考)
最終話付近のくだりはなんとかすれば学校とか訴えられるんじゃないですかね、と思いながら見ていた。まあ、論点はそこではないのか。
大人からの理不尽な仕打ちに振り回されながらも自分の考えをもって行動できる若者像というか。理不尽なことを子どもにするのは大人、そんな子どもを助けるのも大人。
私がこのアニメを見て思ったテーマ性はヒロインにそれぞれ結びついています。
社会の理不尽さに振り回される若者という面では来夏ですね。この子は本当に、1話からいきなり合唱部をクビになったりと大変な目にあっていました。しかし来夏はそういった状況になった時に、確かな自分の考えと行動力を持ってなんとかしようという気持ちを持っています。理不尽な大人からの仕打ちに挫けることなく自分の意思を持って行動していた。
こういうことができる人って物語上はよくいるけど、実際には滅多にいないし、いもの若者に欠けている大事な能力の一つかもしれません。私もそうですが、たいていが受動的で仕方ないとかなんとかで受け入れてしまいますからね。しかし、来夏は自分のできる最大限の努力と持っている権利を行使してそれに抗おうとしていました。そんな姿がとてもまぶしかったです。何も変わらないとしても行動しなければ始まらないんだというようなことを来夏からは学ぶことができたように思います。
和奏は親の大切さや失う辛さをよく理解している。深い傷と葛藤を持ちながらも合唱部と出会ってそれが少しずつ解消していくんですね。父親と仲たがいをしていた紗羽にたいして「それが最後の言葉になるかもしれない、後悔するかもしれないよ」といったことを訴えた言葉はそれを実感し痛いほどに分かっている和奏だからこそ言えたものだと思います。本当にその通りですね。わたしは現在19歳なので、自分が15歳くらいのとき(反抗期の時)のことを今だ鮮明に覚えています。5話付近で描かれていた15歳の和奏の姿。まさにあんな感じでしたね。とにかくお母さんがやかましくて仕方がない、子どもじゃないんだ!という気持ちで無意識にカッとなってあんな態度をよく取っていました。もし、喧嘩をした朝、突然母がいなくなってしまっていたらと考えるともう和奏に感情移入してしまってボロボロ泣いてしまいました。いて当たり前とかではないからほんとに後悔ないようしないといけないと思いました。心なしか前よりもっと素直に親の言うことを聞いているような気がします^^お母さんに対する後ろめたさや後悔から音楽と別れてしまっていた和奏でしたが、合唱部から半ば強引に音楽に引き寄せられたことや父親から母親の気持ちを聞いたことで葛藤が解消します。母がどれだけ自分のことを思っていたのか悟った和奏はもう会えないとしても、母とは音楽で繋がることができるんだと考え音楽の道を志すことになるんですね。5話・6話で「もっと私がお母さんに優しくしていれば」「私はすごく愛されていたのに音楽(お母さん)を捨ててしまった」と後悔しまくる場面はほんとにぐっときます。この場面から学ぶことはとても多いです、特に私たちのような年代は。15歳くらいの時に見たなら自分の姿が反映されているようで心苦しく思ったかもしれませんが。親に反抗しまくっている中高生に是非見てもらいたい内容ですね。
最後に紗羽ちゃんです。この子は現在進行形で親と対立しまくってますね。それが以前の和奏と重なり、「反抗したことを後悔する和奏」と「現在反抗している紗羽」の対称的描き方がよかった。わたしのようななんの苦もない(ちゃんと両親がいて甘えることができる)子どもの視点は紗羽に近いです。紗羽が父に反抗する気持ちもよくわかります。この子はおそらく最も現実味のある高校生。進路問題で親と対立する。わたしもありましたし、今後もおそらくあるでしょう。そうした時に和奏の言葉が効いてきます。
夢を持ち、それに向かって一生懸命な紗羽ちゃんは見ててまぶしかったですね。親の敷いたレール人生を歩みたくない!という気持ち、とてもわかります。何を言っても壁にぶちあたらないとなんで反対されるかわかりませんしね、やってみないとわからないという気持ちはとてもわかります。そんな娘の姿をかげながら応援する父にも涙です。表では堅実で確実な人生を押し付けながらも裏では夢を応援してるんですね、不器用だな、と^^
以上のように、ヒロイン3人を中心にしっかりとテーマ性をもったストーリーだなと思いました。だから男子キャラパートが少し弱い^^;
ウィーン回もあきらめちゃダメみたいなことだとは思うんですが。あってもなくても良いかなと。最終的に3.5にしたのはテーマはわかるとして肝心の1話1話ごとの話が単純に面白いかとかそういった面も含んでいます。面白いんですけどね!ドキドキわくわく感には少し欠けたかなと思うので(汗)
あと、ケチをつけるようですが、ラブコメ展開いらなかったでしょ(笑)
展開早っ!みたいな。フラグ立ても少ない。いちおう田中くんの全国大会回で紗羽と田中君2人のシーンがあったあたりからあやしいとは思っていましたが、それにしても急だ。友人に可愛い紗羽の写真を送りたくないのもそういうことだとはわかるのですが(ラブコメには厳しい)。

作画4.0
素晴らしいですね。さすがです。冬休みに鎌倉に行くことにしました!

声優3.5
よかったです。みなさん歌がうまい!瀬戸さんははじめましてなのですが、すごい歌唱力でしたね。

音楽3.5
特殊EDや爽やかなOPなど、とても魅力的でした!

キャラ3.5
キャラクターについては物語のところにずい分書きましたので。やっぱ男子キャラが弱かったかなと思います。ウィーンがウィーンから来た設定にする意味が分からない(笑)
すっごい音楽っぽいのかと思えば、ただ日本文化を勘違いするギャグキャラってだけで帰国子女設定にされてて。それなら音楽の都ウィーンでなくとも別にロサンゼルスとかでもよかったのでは?とか思いました。
ただ、和奏ちゃんがほんとにもう可愛い!黒髪ポニーテール最強ですね。前半のつんけんした感じもよかった「ケーキ3つ」とか口パクで言うあたり!!
{/netabare}


長くなりましたが、是非とも多くの人にみてもらいたいなと思える素敵な作品でした!1度ご覧ください^^

投稿 : 2015/08/17
閲覧 : 349
サンキュー:

9

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