「GATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり(TVアニメ動画)」

総合得点
83.6
感想・評価
1864
棚に入れた
10185
ランキング
320
★★★★☆ 3.8 (1864)
物語
3.9
作画
3.9
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.9

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紫煙の心 by斑鳩 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

今年最大の期待作

個人的には今期最大ではなく今年最大の期待作。

本作のアニメ化がプレスリリースされた時に頭に浮かんだのは
「戦国自衛隊の派生系?」だった。
戦国自衛隊は原作の漫画はグダグダに終わり、2005年に製作された実写映画も
シナリオ、絵面ともにグダグダで本作も似たような状況になったら
いやだなと思っていたのだが、アニメ本編に先駆けて流されたキービジュアルや
PVを見てみると本作に対する期待が次第に自分の中で大きくなっていることに
気づいた。
原作は未読なので5話以降がどんなストーリ展開になるのか解らないのだが
今のところ戦国自衛隊と同じ轍を踏まず2番煎じにならなかったことは
とても良かったと思っている。

第1話でゲートの先へ自衛隊を進駐させるための政府や国会での描写は
「ああ現実の日本でもこんな的を得ない不毛な議論のループをしそうだなw」と
今話題の安保法制に関する政府と売国奴たちとの国会での茶番のような審議を
見ているとそう思えるのは笑える。
まぁ現実に本作のような状況になったらウダウダ的を得ない議論をループ
して何も決めれないうちに米軍あたりが超法規的に侵攻していくんだろなw
もっとも本作のWEB版第1稿ではかなりきつい政治批判が書かれていたらしいので
機会があれば読んでみたい。

第5話までの物語は期待していたとおりのテンポも良く楽しめるストーリー
展開なのだが、気になる部分が無いというわけではない。
プロローグで異世界からの侵攻軍が銀座に出現したのは皇居を出したかったから
だろうが空を飛ぶモンスターがいる状況であのあたりが舞台なら違う展開が出来た
のではないかな思う。
そう言う意味では同人誌即売会の会場が銀座近辺なのもオタに親近感を持たせる
ためなのだろうが主人公伊丹耀司が重度なオタ設定なのにも違和感がある。
また萌えオタのためなんだろうが第4話で無駄に入浴シーンを挿入して尺を
取ったのは実にもったいない。
とても面白い物語の作品なのにこんな無駄な尺の使い方は内容が薄くなるから
今後止めてほしいのだけど、円盤発売元がしつこく入れろと注文してくる
らしいので無理なんだろうな。
でも視聴中はテンポがよい展開なのでそんなこともあまり気にならないのも事実。

本作に関しては賛否いろいろ議論があるみたいだが自衛隊と聞くと脊髄反射的な
無条件で拒否反応をするお馬 鹿な左巻きの人たちを炙り出すにはとても良い
ツールのようで本作を批判をするために本作の描写に的を得ない批判をする
直近だとどこかの社会心理学者が本作にないストーリーを勝手に創作して
つぶやきTwitterを炎上させたみたいなのは笑えます。
現実の国会で安保関連法案の審議に合わせたように本作が放映しているで
今回の安保法案をはじめ自衛隊や在日米軍の存在意義を改めて考えてみるのは
良い機会。

5話以降がさらに面白くなっていくことを期待します。

投稿 : 2016/11/28
閲覧 : 419
サンキュー:

20

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