「ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴(アニメ映画)」

総合得点
66.2
感想・評価
104
棚に入れた
632
ランキング
2980
★★★★☆ 3.6 (104)
物語
3.5
作画
3.5
声優
3.7
音楽
3.4
キャラ
3.7

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ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

劇場版シリーズで一番お勧め、と友人に言われていたのがこの作品だった。
初めて悟飯を主役に据えた作品であり、どうなるもんかと期待半分不安半分で視聴に望んだのだが……結構面白かった。
今回は凄くシンプルなあらすじ。ただひたすら戦うだけという開き直った内容なので、スッキリしていて観やすい。

本作に登場するボージャック一味はまぁ、毎度おなじみのキャラ造形なので可もなく不可もなく、というか普通。玄田さんの演技は流石、といったところか。
語れるほど奥行きのある内容でもないので、ストーリーへの言及はとくに無し。
……と言いたいところなのだが、相変わらずピッコロやベジータの噛ませっぷりが酷い。
この二人に限らず、ヤムチャとか天津飯が本当に惨め。何故中途半端に登場させたんだろう……。

今回、悟飯が主人公ということもあってか、間一髪で仲間が駆けつけてくれる、というパターンが多かったのだが、現れるのが噛ませ役ばかりだから、どうしても盛り上がらない。
「お、誰かが助けに来た。誰だ?……なんだピッコロか」みたいなね。
ここでせめて幹部連中とタイマンやって熱戦を繰り広げてくれるならともかく、ピッコロもベジータも、何故か弱いヤツから各個撃破していく、という考えが頭にないらしく、無謀にもボスキャラに挑んで惨敗するという残念っぷり。それはトランクスにも言えること。
おそらく、サシでやり合えばピッコロもベジータもトランクスも手下程度なら勝てただろう。
Z戦士の脳筋っぷりが見事に証明された悪い一例を観てしまった気分である。

そんな残念連中のお蔭で孤軍奮闘を強いられてしまった悟飯。
案の定絶対絶命のピンチに陥る。その時、彼を奮い立たせたのは亡き父からの叱咤。もう、父親に甘えることは出来ない。
父からの教えと、地球の人々の為に戦うという責任感が、悟飯の自立を促す。こういう展開は、悟空では出来ないよなぁ。
超サイヤ人2に覚醒した悟飯は手下どころかボスのボージャックすらもその圧倒的パワーでくだす。元気玉でもなければかめはめ波でもない、パンチのみである。

新しい主人公の確立を描いた、これからのドラゴンボールに期待の持てる作品だったかな。

投稿 : 2015/08/04
閲覧 : 305

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