esso-neo さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
古今東西~♪
あのころはガキだった。どうしようもない。だが多くのガキの心を掴んでやまないバケモノじみた一品でもあった。今、これに類するアニメってなかなかないんじゃないか?キルミーぐらいしか思い出せん。
監督はかの水島努。各声優陣の仕事ぶりもさることながら、やはりこれを取りまとめバリとって仕上げる仕事がこの作品にはかなり肝要である。もし、この仕上げ、演出陣による「時間と空間の制御」がおろそかになるとどんなことになるか。
「君と僕」という惨劇が繰り広げられる。
もう二度とあんな悲しい思いはしたくない。
もし悲しくなったらまたグゥ様のありがたい言葉、保険医のすがすがしい未練がましさ、そこに強引にねじ込まれる「家族」、「友人」、などありきたりなドラマとテーマ、この混沌を目前にすれば自分という存在を振り出しに戻して考える羽目になる。そこには存外迷いもない。
原作者金田一連十郎は当時17歳だったか?気のせいかな。クソ真面目な漫画書いてるみたいだけどかなり興味わいてくる。ミリオンのスペルは怖いとこちゃんと怖いし、(でもいらねえ流行り物もぶっこんでくるけど)笑えるところは笑ってしまう。
まだあと何本も映像化して面白くなる漫画あるんじゃねえかなあの人。