紫煙の心 by斑鳩 さんの感想・評価
2.3
物語 : 1.5
作画 : 2.0
声優 : 3.5
音楽 : 2.0
キャラ : 2.5
状態:途中で断念した
いまさら
「何でいまさらアニメ化するの?」という疑問しかわかない作品。
本作がTVアニメ化をすると聞いた時、寄生獣の件もあったのでシナリオと作画を
現代風にアレンジできれば楽しめるかと思ったが、古臭い物語となんのひねりのない
シナリオと作画に失意を感じる。
第2話で中村悠一さんが演じる不良、間崎が最初に出てくるシーンなど失笑も
出なかった、だいたい原作がそうなっていても今どきのアニメで中ランにドカンの
不良というキャラデザや何も関わりのない主人公蒼月潮にいきなり絡みだす
シチュエーションなどもう少し現代風にアレンジできなかったのか。
正直、第1話目は原作の懐かしい雰囲気が出ていて、少々古臭いキャラデザと
作風だけれども個人的にはまあまあ納得できるストーリーだったので
多少は期待していたのだけれど、2話目の全体的なご都合的なストーリー進行の
残念度にgive upします。
2話で見切りをつけるのは少し早いかなと思う部分もあるが、第2話のひねりのない
シナリオと作画では、この先も察するべきなんだろうなw
また出演声優の一覧を見ると魅力的な方たちが多数出演するみたいだが
メインキャストの一部に不自然な演技をする方がいるのは残念。
新人や若手にチャンスがあることは良い事だしある程度は新旧交代は必要だと
思うのだが、演技が不安定な新人や若手をを排除しろとまでは言わないが
微妙な演技する人をメインキャストに据えると演技力の差が大きく痛々しく感じるのは
私だけかな?
結論はここ数年間、手当たり次第にアニメ化を乱発してきたしわ寄せとして
アニメにするネタが尽きてきたので、その対策のひとつとして本作に白羽の矢が
たったのだろうが、20年前の週刊少年誌に連載されてた物語をそのままアニメ化
されても古臭いだけで現在の深夜系アニメにはとてもそぐ合わない、100歩譲って
児童向けのキッズアニメとしてならおちゃらけたノリの部分もあるのでありなのも
知れないが深夜系としてはかなりきつい。
もっとも現代風に改変すると、原作信者が「原作を改悪した原作レ○プだ」と
騒ぐだろうからその辺のさじ加減は難しいだろうが、古い物語に何も手を加えず
現代にアニメ化するのはアニメ製作者としては手抜きだと思う。
そういう意味では今アニメ化するべきではない作品なんだろうな
まぁメインスタッフの西村聡監督とシリーズ構成の井上敏樹さんお二人の作品歴も
制作会社のMAPPAという会社の作品歴も心惹かれた作品はなくあまり期待できる
感じではなかったから察するべきなんだろうな。
上記理由で第2話で視聴を中止しました。
余談
原作は未読と言うわけでもないのだが、漫画喫茶で単行本を読んだので少々
私には長い物語のようで東西の妖怪戦争のあたりで飽きてしまいその後の物語を
知らないので、そのあたりをダイジェスト的に補完してくれるストーリー構成なら
後半は倍速になるだろうが視聴するかもしれない、本作は3クール35話になる
という情報もあるのでその辺は多少期待したい。