フローズン さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
肩すかし
・以前見ていたがDVDで再視聴
・抽象的にしか言えないんですが面白くありませんでした
・なんというかテーマを壮大にしている割に肝心なストーリーが肩すかしというか、見合っていないように感じた
・平次やキッド、色んな刑事が出てきたりとオールスター感はあるのですが個々の魅力はそこまで引き出せていなくて大味になってしまっていると思う
・小五郎が独自の線で操作するといいコナンとは別行動をとり、本人的には真相に近づいたそうですが、そのプロセスを見せてほしかった
・犯人はヒントを探偵に渡して、探偵がキーとなる場所に辿り着けば「やるなあ」とか言うだけで視聴者からしても「何を見せられてるのこれ」とモヤッとしてしまう
・大物感を漂わせている犯人(伊東)も真相が分かれば結構ヘボくて、ガクっとしてしまう。しかしなかなかキチガイじみた思想を持っていて現金輸送を襲撃し事件のキーパーソンの3人が犯罪研究会に所属していたという背景はよかったです
・不二子ちゃんみたいな伊東たちの共犯、清水も謎のハイスペックさを持ち合わせていてちょっと面白かった
・個人的には少年探偵団と蘭ねーちゃん達にはもっと遊園地を楽しめてほしかった。コナンとは別行動にされてしまうし、ジェットコースターには長時間並んでも乗れないし(ラストでは乗れたが)灰原の熱演により医務室に拘束されるし、ひったくりに遭遇し刃物で脅されるし終盤ではホテルで幽閉されるし散々でしたね
・探偵団は遊園地自体を全力で楽しむ背景で灰原はヘトヘトになりながらもなんとか爆発からは回避させるドタバタっぽいものが見たかったかもしれない(さすがに高望みしすぎか)
・またバイク乗りの殺し屋に追われるシーンは一つの見せ場だと思いますが迫力に欠ける。あそこで「キミがいれば」も合ってない
引っかかる点はまだあるんですけどこれ以上書くのも辛くなってきた
批判ばかりが長くなってしまう・・以下良かった点
・烏丸蓮耶の事件で登場した探偵二人の名前や白馬の登場は嬉しかった(2名は名前だけ、白馬はキッドでしたが笑)
・医務室のベッドで横になる灰原の「ずっとそばにいてね」はまたしても、またしても扇情的だ!あざといがしかし萌えてしまう
・白馬=キッドのヒントや回収したパスの数が園子の分で合致するところなど細かな仕掛けはよかった
・今作で一番面白かったのはラストのジェットコースターです。テンポもいいし笑ってしまう点もありつつ危機迫っていてよかった。キッドの登場もかっこよくて思わずおおっと言ってしまった
・この辺りの時期が映画コナンの暗黒期だと個人的には感じてるんですが、コナンファンとして愛をもって視聴していることだけは確かです