Lovin さんの感想・評価

3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態：観終わった

観た感じ

■概要{netabare}
　原作：赤城大空
　キャラクタ原案：霜月えいと

　監督：鈴木洋平
　シリーズ構成：横谷昌宏
　キャラクタデザイン：藤井昌宏
　制作：Ｊ．Ｃ．ＳＴＡＦＦ
　話数：１クール全１２話

　ＯＰ：「Ｂ地区戦隊ＳＯＸ」
　　　ｂｙ　ＳＯＸ

　ＥＤ：「Ｉｎｎｅｒ　Ｕｒｇｏ」
　　　ｂｙ　上坂すみれ
{/netabare}
■感想
　原作ライトノベルは未読でＴＶ放送を視聴。下品極まりない話。

　先ず謝罪と言い訳をしておく。毎週楽しみだと書いたが、それは「下品をどこまで極められるか」についての野次馬的興味から出た言葉であり、最後の最後まで迷作を目指しきれるかが気になっていただけである。

　内容はタイトルそのままで、下ネタという概念が存在しない退屈な世界に抗おうとする集団が描かれる。

　この作品で面白いと思ったのが、生徒会長のスペックの高さである。その生徒会長が、自身では自覚できない所謂ストーカー染みた行動をとる。そして作中何度か描かれる高所から落下するシーンに於いて、ファイト一発充電ちゃんを彷彿させる飛沫にて美しい虹を描くのである。飛沫の成分は全く違うのだが。

　次に学園で表彰されるほど絵の才能を持つ女生徒早乙女乙女。登場時から下品なことに興味津々であったうえ、口では上手く絵が描けないと発言していたのに、中盤以降は口に咥えた鉛筆を滑らかに走らせていた。そのときの嬉々とした顔と言えば、書くまでも無いが瞳孔が開きテンションＭＡＸで下品なのである。

　上記の二人と比べればパンチは弱かったが、中盤から登場した鬼頭鼓修理。呂布のように裏切り癖があり性格は最悪だったが、髪型＝苗字の下品さだった。

　似た作品というか、下品と言う点で双璧をなすのがＳＹＤだと思うが、この作品はＳＹＤを凌駕していると思う。理由は、ＯＰ、ＥＤはおろか、エンドカードですら下品なのである。それにこの作品、ＥＤ終了直前に入る水玉コラが最終話にはなく、Ｂ地区が解禁されていた。よく謎の光が入らなかったものだ。

　私はこの作品を観終わったが、もしかするとＤＶＤ（ＢＤ？）を１枚だけレンタルするかもしれない。Ｐ音なし版を観たい訳ではなく、選択肢がどう表現されているのかだけが気になるからだ。因みにＳＹＤでは思春期バージョンという選択肢があった。

　この作品は下品すぎるので、他人に奨めようとは思わない。ただ、ＳＹＤが大好きだと言う方になら、自信を持ってお奨めできるだろう。逆にそういう方に、他に奨めるべき作品を知らない。

□以前書いた感想
　{netabare}　原作ライトノベルは未読でＴＶ放送を第４話まで視聴。

　放送前から内容の想像をしたり楽しみにはしていたが、

　一寸控えめな想定をあっさり超えてきた。

　ボキャブラ天国的評価で言えば

　当然「シブさ」も「知的」さも皆無で、

　「インパクト」がないわけではないが

　それを霞ませるほどの「バカ」だ。

　ガチンコファイトクラブ的評価ならば、

　「ホームラン級のバカヤロウ」だ。

　しかし私はこういう作品を待っていた。

　詳細は視聴終了後に書き直すが、

　えとたま的「バカまっしぐらん」で終わってほしい。{/netabare}

■蛇足{netabare}
　ＯＰでエロゲが写ったモニターを

　ＰＣごと破壊するシーンがあるが、

　ＰＣやモニターに罪は無いはずだ。
{/netabare}