キャン´ さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
運命に抗い絶望しそれでも運命に抗い続けた者たちの物語
【内容】
遥かな未来。
人々は地中に穴を掘って家を造り家畜を飼い、
時折起きる地震と落盤に怯えながら何百年も息を潜めるように暮らしてきた。
そんな村の一つ・ジーハ。
村を広げるための穴掘りをしていた少年・シモンは、
ある日、掘り進んだ先で偶然、不思議に光る小さなドリルを見つける。
そして、シモンの兄貴分である青年・カミナ。
彼は、村の上には「地上」があることを信じ、
グレン団というチンピラグループを率いて天井を突き破って外へ出ようと目論んでいた。
そんなある日、地震と共に村の天井が崩れ巨大なロボットが落ちてくる!
カミナは確信する「やっぱり地上はあった!」
そして、無謀にも村で暴れるロボットに立ち向かおうとする。
その時、更に地上から何かがやって来た。
それは、巨大なライフルを持った少女・ヨーコだった。
彼女は、ロボットを地上から追って来たのだ。
しかし、ライフルの威力では、倒すどころか足止めをするのが精一杯。
そんなピンチの中、シモンは、以前、地中から掘り出したモノを
カミナとヨーコに見せる。
それは、顔だけの謎のロボットだった…。
(公式HPより引用)
【感想】
私はロボットアニメはあまり視聴しないのですがこのアニメは幼少期に少し観た記憶もあってかつ人気があったので観てみました。結果、どっぷりハマってしまいました。
久しぶりに童心に帰って思ったことは「戦うヒーロー」はかっこいいということですね。最近は日常系などを中心に視聴していたせいかロボットものに少し壁を作っていた節があります。しかし、このアニメを通して払拭できた気がします。ちなみに私は3部と4部が一番感動しました。
本編は全27話の4部構成になっています。
≪ここからネタバレ≫
{netabare}
カミナが死んだシーンは今も忘れられません。最期まで兄貴を貫き通した彼の生き様は私の心に響きました。
第3部での宿命合体から第4部での大勢の仲間の死は観ていて鳥肌が止まりませんでした。
OPの「空色デイズ」は視聴後も気に入ってよく聴きます。
{/netabare}
最後になりますが私が好きな劇中の台詞で締めさせていただきます。
「無理を通して道理を蹴っ飛ばすんだよ!!」
拙い文章ではありましたが最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。このレビューでファンが一人でも増えることを願いつつ筆を置くとします。