ローズ さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ロールプレイングゲームが好きな人向け冒険作品
女神ヘスティアの所属ファミリアとなった冒険者のベル・クラネル。
強敵のミノタウルスに襲われるが、他の冒険者であるアイズ・ヴァレンシュタインに助けられる事に。
アイズの強さに憧れを持つベルなのであった。
良かった点としては、主人公のベルが始めは弱い事。
他の類似作品では始めから無双状態になっているので、ここが他の作品と違うところです。
たしかに成長スピードは早過ぎますが、ここは主人公補正で自分には許容範囲。
主人公が死んでしまったらストーリーが終わってしまいますから。
ベル君専用の武器が作られるのは幸運としか言いようがないですね。
本作品の魅力としては神であるヘスティアの可愛らしさもあるでしょう。
所謂『例の紐』で、一躍有名になりました。
おそらく視聴者層が男性に偏っているのでしょうね。
ただ『例の紐』だけではなく、本作品が面白いからこそ話題になったのでしょう。
他の仲間としてはサポーターであるリリルカ・アーデ、鍛冶師のヴェルフ・クロッゾが登場。
はじめは裏切る気満々であったリリ。
ベルの優しさに触れて心を開くようになります。
鍛冶師であるヴェルフは冒険者の仲間を探していたところ、ベルと偶然出会います。
ヴェルフに関しては魔剣を作る事ができるという事ですが、本作品では魔剣を作っていません。
この点は続編に期待したいです。
ベル君の強くなっていく過程を楽しむのも良し、ヘスティアの『例の紐』に注目するのも良し、人それぞれの楽しみ方がありそうです。
さてさて、ベル君は冒険者として一人前になるのかどうか。
1クールで終わっているので消化不良の点もあります。
個人的には続編をお願いしたいところなのですが、この点は原作ラノベとの兼ね合いもあるので贅沢は言えません。
冒険者の探検はこれからも続くのでしょう。
是非、2期目を期待したい作品でした。
【蛇足】
本作品のタイトルは『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』ですが、ダンジョンで出会うのはモンスターばかり。
出会いを求めるのであれば安全な地上にしましょう。