たこやきトンママン さんの感想・評価
4.0
物語 : 2.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ミカエラとカレーの魅力
●ミカエラが魅力的
吸血鬼を憎みながらも、自分がそれになってしまった悲劇のヒーロー。
優一郎と{netabare} 戦場で再開するシーンで、
優一郎に仲間がいることに気づいてしまうところや、
優一郎が人間でない"化け物"になってしまうところをみて、{/netabare}
ミカエラが今まで生きてきた目標を考えるとやるせない気持ちになる。
彼の悲しげで痛そうな表情を見た後に見せられるEDでの笑顔。
これは反則だ。
●絶望的世界×カレー=美味しそう
1話に登場するカレーを食べるシーンが妙に美味しそう。
廃墟・絶望的な世界に登場する食べ物は、何やらとてつもなく美味しそうに見えるのは僕だけだろうか。
スタッフさんの意図としては、「もう戻れない楽しかった日常」を表すものとして挿入したシーンだそうだが、
それ以上の何かがあるような気がする。
『NO.6』という作品に登場した、カビだらけのパンやチーズ、具のないスープもとても美味しそうだった。
●ストーリーは遅くてブレブレ
キャラも武器も作画もカッコイイし雰囲気も好きだが、
ストーリーの進行が遅い上、中盤に盛り上がりどころがない。
1話と12話見ればよいくらいになっていて、
とてももったいない。
また、出足やキャラ設定からするとシリアスでいきそうだし、そうしたほうがよさそうなのに、
中盤ほぼコミカル路線。どっちに行きたいのかわからない。