「ドラゴンボールZ 激突!!100億パワーの戦士たち(アニメ映画)」

総合得点
65.6
感想・評価
118
棚に入れた
655
ランキング
3265
★★★★☆ 3.5 (118)
物語
3.5
作画
3.5
声優
3.7
音楽
3.4
キャラ
3.7

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ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

ボスキャラが前作に引き続き続投するという珍しい作品。
今回は敵が機械ということで、肉弾戦との時とはまた違った趣の展開をみせる。
生身の肉体での戦いでは中々描くことのできないであろう容赦の無い破壊シーンが多く、爽快な気分が味わえる。ピッコロが何体もの機械兵士をぶっ壊していく場面なんかは、今回の見どころとして挙げておこう。

ボスキャラは、前作からまさかの生還を果たしたクウラ。
全身がサイボーグ化し、どれだけ破壊されてもパワーアップして再生するという脅威の性能を携えて、悟空の前に再び立ちはだかる。
前作では超サイヤ人に一蹴されたも同然だったが、メタルと化したクウラが、今度は悟空に圧倒的強さをみせつける。ベジータの登場という嬉しいサプライズを挿んで、しかもそのベジータと悟空が共闘するという熱い展開をみせ、ようやくクウラを倒すも、眼前にメタルクウラの軍勢という、悪夢のような光景が広がる。

この時、盛り上がりは最高潮に達していた。ここまでは、とても良かったのだが……。
その後の呆気なさに拍子抜けだった。
う~ん、超サイヤ人に辛酸を舐めさせられたクウラとしては、超サイヤ人の生命エネルギーをいただこうと考えるのは分かるんだけど、でも既にナメック星から充分に吸収しているはずなんだし、ちょっとこの行動は腑に落ちないというか、前作のプライド高きクウラからは、あんまり納得がいかない行動のような気もするんだよね。吸収なんかせずに、とっとと殺してしまいそう。これがフリーザだったなら、納得できるんだけど。

で、案の定この行動は裏目に出る。
エネルギーを吸収しきれず、ゲテスターは故障。クウラは核もろ共悟空によって破壊され、最期を遂げる……。

個人的に望ましかった展開を書かせてもらうなら、悟空とベジータがメタルクウラの軍勢を相手に時間稼ぎをしておき、その間にピッコロとか悟飯がゲテスターの中心部に潜入し、一体のメタルクウラに苦戦しながらどうにか核の破壊に成功し、本体のメタルクウラだけになり、そいつを悟空が倒す、というもの。
本編では、悟飯達は捕まってしまった時点で魅せ場を失くしてしまっていたので、なにかしらの行動は起こして欲しかった。

クウラというキャラクターは中々に魅力的なんだけど、脚本がその魅力に頼り過ぎているのか、どうもお話に面白味をあまり感じられないのが、作品の惜しさとなっている。
不評ではないにしても絶賛するほどでもなく、まぁ良作かな、といったところ。

投稿 : 2015/07/29
閲覧 : 463

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