reo_mice さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
BD早く買いたい
遅ればせながら。
最速上映で観てきました!
相変わらず背景美術が綺麗ですね。
あと、一番感動したのが、キャラの心情がよく表現されていること。
例えば、慎二が士郎に掃除を頼んで快諾されるシーン。承諾されたとたんの顔の変化が良かったですね。士郎が(慎二の思う)人間らしい怒りを抱くことを期待してるのが、一発で分かると思う。
あとは、桜が士郎や凛について話す時の、リボンをさわる仕草。原作を知っていると凄いネタバレだなぁーと…笑
表情と言えば、ufoの士郎の笑顔って不自然な気がします(良い意味で)。「人間のふりをしたロボット」ということを表現しているのかな。
ストーリーに関しては、やはり中学時代の話からやったのは英断だと思う。初見の人でも、士郎が抱いている、桜に対する家族的な情がわかりやすかったのでは。
キャスターのマスターについての話も補足されてて良かったです。コミック版のほうも好きですが、劇場版のほうではキャスターがマスターを大切に思っていることが伝わりやすいかもしれません。
序盤のランサーvsアーチャーやセイバー召喚が削られてたのはちょっと寂しいですが、桜の部分を説明するためにはやはり仕方ないですね。
円盤に追加シーンがあるのを期待してます。
セイバー召喚のシーンは、観客を引き込む上で重要だと思うのですが、そこを削っても、BGMで一気に引き込まれました。やはり梶浦さんはすごい。
一番印象深いのは、桜と士郎が土蔵でストーブを囲んでいるシーンですね。
当時見たときは、桜はなんでこんな寒そうな格好を…?と思ったのですが、多分寒々しい状況にいる桜を、士郎が温める、という比喩なんでしょうね。
あるいは、「世界に棄てられる」桜と、「理想を棄てる」士郎が、同じ灯りを頼りにする、ということなのかも。
そう考えると、なかなか意味深なシーンですね。
主題歌も期待以上でした!
観た翌日にCD買ってしまったのですが、歌詞も良いですね。
「あなたのこと傷付けるものすべて 私はきっと許すことはできない」とか「月が雲に隠れて あなたは道をなくして」とか……
原作まんまじゃん!という笑
大サビの前に一瞬無音になるのも劇場音響では迫力でした。
4DX&2章も楽しみです!
ちょっと気が早いですが、原作には名(BAD)エンドが多いので、是非円盤特典にしてほしいな。
贅沢かもしれませんが…