はりねこ さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
女だけのバトルロイヤル!シリアスではなくシュール!
13人の少女たちが1つのクラスに集められ、バトルロイヤルをする物語。基本的に1話1殺という感じで1人ずつピックアップされ、同時にED曲が担当キャラのテーマに変わっていきます。
原作は漫画ですが、ストック不足のためか、後半からはオリジナルに。
毎回変わるEDや緻密な戦闘など、作りが丁寧なので好感が持てました。
物語のテーマを理解してから、自分の気に入ったキャラの担当回がくるまではとりあえず観ようかなーと思っていたのですが、担当回である7話があまりにも面白かったため、そこから別の楽しみ方を知り、見事はまりました。
おすすめは7、10、12話で、好きなEDテーマは1、3、10、11、12です。
主役を筆頭にポンコツだらけ。私はこれに気付くのが遅れ、前半を楽しみ切れませんでした。
自分がはまった7話に注目すると、
{netabare}水着で防御力を重視し、露出の少ないものを選ぶ。
敵の策に4度もしてやられ、仲間の助けで2度救われる。{/netabare}
など、主役がいかんなくポンコツっぷりを発揮していました。
また、アニメーションとしての表現力も見どころか。恥部を隠すには一般に白線や黒塗りが使われ、特に入浴シーンならば湯気が多様されます。
だがリドルは違った。6話の入浴シーンのことでした。
浴場の観葉植物をカメラ手前に描写し、恥部を葉っぱで隠す表現を使いました。これだけならまだ普通ですが、さらに葉に付着した水滴によるしなりと反動を利用することで、キャラの動きに対応した守備を魅せました。思えばこれが片鱗だったのかもしれません。
ツッコミ所は多いですが、穴らしい穴がなく一応の筋が通ってる作品です。
先の展開が読めず、エンターテイメントとしてはかなりのレベルだと思いました。