退会済のユーザー さんの感想・評価
2.6
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
タイトルなし
前作から一転、この作品に関しては不評となってしまった。
まず第一に、スラッグのキャラクターがショボイ。ピークは若返るまでの不気味なフード姿時。スター・ウォーズの皇帝みたいな雰囲気出てたのは良かったのに、その後ドラゴンボールで若返ってからは、なんだか小物臭ぷんぷんでボスキャラの部下をボスにしてみました、みたいな中途半端さが残念。
悟空を殴る蹴るでひたすらいたぶるシーンは絶望感を演出していて見応えはあったものの、本当の姿を見せてやる、とか言って巨大化した瞬間、テンション下がった。何故か巨大化してからの方がいまいち強さにピンとこないのよね。
キャラクターに関して言えば、いつもの面子もなんか微妙だった。
クリリンがボスキャラに向かって意気揚々と「俺の出番だな」とか言っちゃうのは違和感しかない。
そして悟空は悟空で、界王拳を使ってないうちからスラッグに「勝てねぇ……」って深刻そうに心で呟いてることも引っかかった。いや、悟空って、とりあえず自分の全力をやるだけやって、それでも勝てない時に苦笑気味に「参った、勝てそうにねぇぞ」って言うようなキャラじゃん? え、もしかして違うの……?
と、まぁこんな感じで、今回はキャラもそんなに良いイメージが抱けなかったかな。
そして、本作で壮絶に要らなかったのが、界王様による解説。なんかもう、茶番っぽさしか出てない。
「いわば超ナメック星人」とか……は? という感じ。どこら辺がスーパーなのか、しっくりこない。敵がよく分からないスーパーなら、対峙する悟空も超サイヤ人もどき。
「フリーザよりも、超サイヤ人よりも強いかもしれない」とかやめて! これ以上スラッグのハードルを上げるのは止めてあげて!
原作でまだ超サイヤ人がまだ登場してなかったから仕方ないとはいえ、せめてもう少し、あの状態に至る為の段階は踏もうよ。唐突すぎてワケが分からん。
今回はスラッグの目的自体が非常に曖昧だった為に、ストーリー自体も非常に薄っぺらいものとなっている。
地球を乗り物にする、というとんでもない目的で現れたはずなのに、登場してすぐに目的がドラゴンボールで若返る、に変更になって、それが達成されるや、ひたすら喜ぶばかりで地球を乗り物にする、という当初の目的はそっちのけ。誰ももうそのことに触れない。
あとはただ延々戦う為の簡単なお話です。
……まぁ、半年に一本のペースで脚本作ってれば、そりゃたまにはこういう出来のものになってしまうのも、分からなくはないんだけどさ。