徳寿丸 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
にゃーん☆
原作未読。
中世ヨーロッパの英仏戦争を舞台に自分を貫き通す1人の魔女の話。凄く面白いわけではないけど所詮、宗教なんて人間の解釈でどうとでもなるという事を神と魔女が実際にいる事で皮肉っているところが個人的には気にいったかな。日本だと神道も仏教もそれこそ何にでも神様は宿る的な考えであまりどの宗派だからという縛りは感じない(葬儀の時くらい)。なのでキリスト系の外人に自分は無宗派ですなんていうと共産主義者と思われて白い目で見られるらしいので御用心。
キリストが神だったかどうかはおいといて彼が素晴らしい教えを説いたんだろうけど結局その後その宗教の名のもとに殺し合いが平然と行われた歴史を見ると悟りを開いた本人のみが自分の生き方において何かしら享受できる事であってそれを他人に説いた所でろくな事にならない。個人的にはどんな宗教だろうが人間が作ったものは人間の器を越えることはないと思っているのでそんなものに縛られる人生は本人は幸福かもしれないけど勿体ないと思うな。マリアのような生き方ができればいいだろうな。
私のツボ:人間の弱さや醜いところが良く表現されてる