ポール星人/小っさ さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
確かにコレはダメな人は多そう
見終わりました。
これ、イイです。かなりいいと思う。
メンタルヘルスに関する作品なんで、かなり抵抗のある方も居るとは思いますが私は大変気に入りました。
誤解されてる方もいるかもしれませんが、この作品はサイコパスを見世物的に見せてる作品じゃないです。
身近にいる心が疲れちゃった人と、それを診察し解決の糸口を指し示すチョットへんなお医者様のお話です。
アニメ的ではない題材ですし、まぁ普通のアニメ好きには受けが悪いのはショウガナイんでしょね。
私も会社で部下・同僚に対する知識として教育受けたりしますが、そんな集合教育での座学よりもはるかに意識付けとしては役に立つ有意義な作品だと思います。
しかも、作品として面白い。説教臭くもないし、お疲れの方を追い込むような代物ではないです。主人公伊良部医師の破天荒さも一見無神経さにもとれるけど、患者さんたちとの垣根を取り払って一緒になって問題の根を取り除く姿勢の一つの形だと思いますし。
実写とアニメのハイブリッドという見かけの奇抜さには嫌悪感抱く方もいるでしょうが、そこはこの作品の味って事でw
すげぇ色使いとか絵柄もね。
私はむしろこういう表現のお遊びは、こういう作品にありがちな湿っぽさ払拭してイイと思います。
{netabare}
10話のナベツネ話はフジの番組とは言え、マヂかよ~と思いましたw
なんでこの話の主人公が若いのかなと思ったら、最後はあぁなるほど となるんですよね。老害だと断罪してこの話終わってたらガッチャマンクラウズは日テレ系列じゃ放送してなかったんでしょね(汗)
んで一家の大黒柱の胸には一番心が苦しい11話ね。
この話だけ患者さんのお話じゃないんですよ。これを最終話に持ってきたのはこの作品で一番言いたかった事だからなんでしょうけど、ほんと身につまされる話なんですよね。危険を知らせてくれるカナリアの声を気づいてあげなければならないのは身近な者の務めだよと。仕事が忙しいと逃げてては声なんて聞こえないよ~ って言われちゃうと、ほんと亭主としては苦しい(汗){/netabare}
モノノ怪とガッチャマン・クラウズ観て興味持った中村健治監督の作品ですが、コレも面白かったです。異色の監督だと思うし、その志向と傾向には同意出来ないという意識の高い方もいるとは思いますが私は好きな監督すね。
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話がどうのととかキャラがどうのって作品じゃないとは判った上で観始めましたけど、確かに見た目強烈w
心の病に対する一般人への啓蒙と言う位置づけなんですかね?
治療に対して臆してる方なんかには、コレはいい作品なのかも。