退会済のユーザー さんの感想・評価
2.8
物語 : 3.5
作画 : 2.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
タイトルなし
序盤の「何故友達になる事をそこまで嫌がるのか」という謎で引っ張られ興味深く観ていました。
主人公への拒否の仕方も随分強いので謎は深まりますし。
ですがその答えの、友達の記憶が一週間しか持たないという事への葛藤は
もう少し深く見せてほしかった。
その葛藤が作品全体で描かれているというのは分かるのですが、
何か葛藤が浅いなと思ってしまうのです。
割とすぐに日記という案が出て「先週の記憶が全くない」という状況があまり出て来ない為かも。
日記を無くしたり少しづつ記憶できてたものも九条の登場で無くなったりしてましたがまたすぐに
日記の内容読み返していたりするので落ち込んでる時間が凄く少なく感じます。
記憶を無くした後の藤宮の怖い目つきや冷たい態度を
もう少しだけ長く強く印象付くように出してくれていたらまた変わったかもしれません。
そして主人公が本当に自分の都合しか考えてないんだと悪いイメージが付いてしまった。
別に自分勝手に女の子目指して行動する事自体を悪い事と言ってる訳ではありませんが
せめて好きな藤宮の気持ちを尊重しようとかいう姿を見せてほしい。
(物語上では尊重してる描写してますが観てる側としてはそう思えないという場面が幾つか)
特に7話。「俺だけの藤宮が~」状態になるのは良いけど
「本当は喜ぶべきなのに…」みたいな台詞をもう少し入れてほしかった。
最終話でも藤宮の為に藤宮と距離置こうとしてる理由が(分かりますが)理解できず
主人公の行動に違和感を感じました。
すれ違っている描写がされてもそれに至るまでがちゃんと理解できないと
せっかくのすれ違いも感情移入する事なく終わってしまいます。
でも8話の砂浜を歩いてる場面は何か凄く良かったです。
1話では話すだけでもあんなに壁があった2人が今はこんな事になっている!
という感動があったので。
結局泣けた部分もありますし、そこまで細かい事深く考えずに見れば普通に良いアニメでした。