スパイ隊長(休止中) さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
こんな僕でも強くなれるよ、ただ君がそばにいるだけで♪
「お気に入り」
※自分のレビューを見るときはプロフィールを参考にしてください。
SFもの。推理要素も含まれている。
あらすじが長くなってしまったので飛ばすことをお勧めします^^;
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世界を作ったとされる「はじまりの樹」、いわば創造の樹。その樹は【高度の文明の産物】を食らうことで、鎖部という一族に魔法の力を与える。(魔法と言っても、創造の樹の力なので直接的な破壊魔法はない。)
しかし、高度の文明の産物を食らうということで、世界(地球)がいつか滅ぼされると考えた(実際は違うのだが、ここでは割愛します)鎖部一族は、それと対をなす「絶園の樹」(いわば破壊の樹)を目覚めさせようとする。
「絶園の樹」は一度「はじまりの樹」に敗れ、いくつもの果実となってバラバラの地に封印された。復活の際、果実が現れた地域の人々は「黒鉄病(くろがねびょう)」という全身金属化する病気によって死に至る。(生贄みたいなものかな?)
鎖部一族の中で唯一(?)「絶園の樹」復活を反対したのが、鎖部 葉風。はじまりの樹の姫宮で、(たぶん)メインヒロイン。最強の魔導師。はじまりの樹の加護を受けていて、この世の理すべてが味方してくれている。大勢の人の犠牲のうえで成り立つ「絶園の樹」の復活を阻止しようと他の鎖部一族と対立する。そして、無人島に流される。なので、手を貸してくれるものを求めて瓶詰めのメッセージを大海にはなった。
それを偶然受け取った不破 真広は葉風との間で、殺された妹の犯人探しと引き換えに葉風に協力をすることとなる。
真広の友達の滝川 吉野(主人公)はそれに(自ら?)巻き込まれた形となって、物語は進んでいく。
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もっと書くとキリが無いのであらすじはここまで。
とにかく難しい~。めちゃめちゃ考えさせる作品だった。
考えさせる作品は好きだから面白かったけど、疲れた・・・。
「吉野さん、全てのことにはわけがあるんです。日々起こる悲劇も不幸も、いつか明かされる最良の結末のための価値ある出来事なんです。その意味ではただの不幸なんてないのかもしれません。」
これは不破 真広の妹、不破 愛花の言葉。
とても心に残っている言葉です^^
どんな嫌な出来事も最終的には良い方向につながっているということですね。そして、どんな些細なことにも意味がある、ということです。つまり、まとめればこんな感じでしょう、「失敗は成功のもと」。(正確には少し意味合いは違うと思いますが・・・。)
ようは、前向きに生きないと損なのでしょうね。「生きる」ということはたくさんの「苦しみ」に会うということ。それを避けることはできない。この苦しみの先には喜びがあると信じれば、少しは人生も楽しくなると思います。
この作品はシェイクスピアの作品の言葉がいくつか抜粋されています。「絶園のテンペスト」という作品が「悲劇」なのか「喜劇」なのかは見た人によって変わるかもしれませんね。
おすすめは、
大好きなのに/Kylee(OP2)。精一杯生きたくなります^^
僕たちの歌/佐香智久(ED2)は映像も歌詞も良いですね。
たとえ他の誰が笑っても 僕は強く信じてるから
今もずっとずっと願っているよ 二人でいる未来を
前を向いて歩いてゆくよ 一人きりじゃないから
いつの日か君と 「ほら運命だったね」って
一緒に笑えるといいな
特にこのサビが好きです^^