「うる星やつら ザ・障害物水泳大会(OVA)」

総合得点
62.6
感想・評価
23
棚に入れた
97
ランキング
4820
★★★★☆ 3.7 (23)
物語
3.6
作画
3.8
声優
3.8
音楽
3.4
キャラ
3.9

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ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 2.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

21世紀版うる星やつら。

アニメーション制作:サンライズ
2008年7月から2010年3月まで全国各地で開催された、
「高橋留美子展 It's a Rumic World」の上映作品であるOVA。
監督は米たにヨシトモ。

『らんま1/2 悪夢!春眠香』『犬夜叉 黒い鉄砕牙』と3本でセットのようです。

【概要/あらすじ】

うだるような夏休み。友引高校の校長の発案で全校生徒の参加で水泳大会が開かれることになった。
体育館がスタート地点で障害物だらけの校内を通過できた者だけが、プールでの本戦に参加できる仕組みだ。
何故わざわざ休み中に登校してまで付き合わにゃならんのだ!とやる気がない生徒たちであるが、
優勝者は夏休み中の宿題免除。棄権者は宿題5年分が課せられるのこと。
なんとなく釈然としないが、目の前のご褒美目当てに走り出す生徒たちであった。

【感想】

週刊少年サンデー絡みのなんかの記念で作られた、今のところアニメ版では最後のうる星やつら。
・友引高校が時計台のついた赤い屋根の古びた木造二階建てではなく鉄筋コンクリート製の校舎である。
・ラム親衛隊の4人が存在しない。アニメではパーマに差し替えられてる白井コースケが存在。
・友引高校指定の女子夏服のカラーリングが異なる。
など、アニメ版の続きでは無くて普通に原作漫画の新規アニメ化ですね。

竜之介の父以外の全員がそのままのキャストだったり、
脚本が横手美智子で、キャラデザ・作画監督が土器手司と結構ガチで作ったみたいですね。
原作にある『風鈴樹』の別エピソードを微妙にくっつけてちょびっとオリジナル展開を混ぜた作りです。

さて、観た感想。
・スピード感を重視した展開・よく動く作画ですが、間のとり方がおかしくて情緒も味わいもない。動きが下品。
・音楽が超安っぽい。 ← 今回の最大マイナスポイント。
・キャラの表情とか演出になんか全体的に品の無さを感じた。
・コタツ猫がオナラで浮いてるような演出が寒かった。
・とりあえず面堂家私設軍隊を出してめちゃくちゃにすればいいのか?
・オリジナル要素がイケてない。オチは、うる星っぽくつけたけど。

記念のお祭りアニメとして、詰め込めるだけ詰め込んだかんじですが、
私の知ってる、うる星やつらと雰囲気が違いすぎててなんか入れ込めませんでしたね。
TV版も最高に素晴らしかったわけじゃないし面白くないお話もありましたけど、
これまでのうる星には存在していたしっとりした感じさがOVAからは全く感じられないのは、よろしくないと思いました。
せめて、TV版のBGMをそのまま使ってくれていれば印象が違ってた気がしますけどね。
ただ、『いつだってマイ・ダーリン』と違って、諸星あたるのキャラが崩壊して無く、
ラムに対する行動を含めて、自分の知ってる諸星あたる、そのままだったというのが好印象でした。

まあ、お祭り的な打ち上げ花火みたいな企画作品であるからこその今作であって、
この作りで現代にリメイクしてTVシリーズ化しても人気がでる気がしませんでした。


これにて感想を終わります
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2017/03/24
閲覧 : 577
サンキュー:

28

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