チャミー さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
私は君の心に住めたかな。出会いから全てが、かけがえのない日々。感動で胸がいっぱいです。
何気なく観始めた1話から、確実に引きこまれました。
全22話しっかり最後まで目に焼き付けました。
普段は観る前に多少なりとも調べてしまいますが、この作品は前情報無の状態で観ました。
今回は前情報が一切ない状態で観れたことを、幸運に思います。
【全22話+OVA1話】
幼い頃から数々のピアノコンクールで優勝した、主人公 有馬公生は、ある理由をきかっけに、ピアノが弾けなくなってしまいます。
そこから3年後の4月。14歳になった公生は、同い年のヴァイオリニスト・宮園かをりと知り合います。
かをりの圧倒的かつ個性的な演奏を聞き、公生の世界が大きく変わっていきます。
【圧倒的な演出・作画】
作品の中で奏でられるピアノやバイオリンの迫力、演出釘づけになりました。
ところどころの色使いも抜群で、カラフルに色づいていく公生の世界を表現していました。
【徐々に感じる予感】
ところどころ出てくる伏線、嫌な予感はしました。
話数が進むほどに、その予感は確実なものになっていきます。
最終話観終わった後は、感動と喪失感でいっぱいでした。
大きな余韻が残りました。
涙が、涙がたくさん溢れました…
観終わってからも、ふとした瞬間に思い出してしまいます。
作品タイトルの意味が分かった時、それは悲しい瞬間でした。
その後、1話から再度観たら、出会いのシーンから泣いてしまいました。
涙やセリフの一つ一つが胸に響いてきます。
{netabare}「弾ける機会と聴いてくれる人がいるなら…私は全力で弾く。聴いてくれた人が私を忘れないように。その人の心にずっと住めるように」
「私をちょっぴり支えて下さい。挫けそうになる私を支えて下さい…」
最初は何気なく観ていたシーンも、一つ一つがかけがえのない場面です。
他にもこのような場面がたくさんあります。
全て観終わった後に、この様なシーンを観て、宮園かをりの気持ちを考えると、涙が…{/netabare}
とても良く作り込まれ、全22話とたっぷり最後まで目を離せず観終えられました。
本当に素晴らしかったです。
今後も私の心に残っていく、とても大切な作品になりました。