天地人 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
SFスーパー英雄(?)列伝8
個人的に好きなアニメなんですが、打ち切りの影響でラストが唐突すぎる点が評価を落としていますね。
今までの環境破壊の影響で、あと数年しか人類が生息できない地球に突如襲い掛かるワルダスター軍団、それに対抗して地球を守りながら第二の地球を探す宇宙開発センターと、スペースナイツの戦いを描く物語です。
ただね、主人公の南城二が考えが異なる人間に対し、暴力で言う事を聞かせようとするタイプ(汗)で、父を宇宙人に殺されているため(本来の予定では後半出てくるそうだったようですが)宇宙人を憎んでおり、めんどくさい人なんですよね(うーん)
よく言えば熱血、悪く言えば頑固で融通が利かない、でも恋人の天地ひろみはカワイイ(う、羨ましくなんかないぞ)
しまいには、宇宙人を憎むあまり、人類との友好を求めて飛来した宇宙船をワルダスターと決め付けて破壊してしまうという・・・
そこに皮肉屋で宇宙人のアンドロー梅田(声:山田康雄)が絡んでくるんですが、このアンドローの人物設定がいいんですよね。
この2人が衝突しながら、ワルダスターとの戦いを通じて理解しあい、城二の性格も良くなっていくんですけど、打ち切りが(涙)
ぺガスの中でテッカマンに変身する祭、全身を縛られていき、うなり声(悲鳴?)をあげながら、変わるシーンとか、ジェットコースターみたいに線路を意味無く(笑)走りながら発進していくブルーアース号とか、よく分からない(ホメ言葉)印象に残るシーンもあります。
ただ、戦闘シーンでぺガスがいないと、宇宙空間を移動できないテッカマンの描写はよかったですね。
円盤を破壊したあと、手に持ったムチを別の円盤に絡ませ手繰り寄せて破壊するとか、天地博士が画面に表示した宇宙図が、ちゃんと設定時点での惑星配列になってるとか、細かいところでさすがタツノコプロと思わせる描写も評価が高いです。
最後は急遽リープ航法で第二の地球を探しに行、ブルーアース号を守るため、単身ワルダスター軍団に突入していくテッカマンの姿で終わりましたが、勝ってもそれじゃあ地球に帰れないだろうって当時思いました。
主題歌は印象的で、タイムボカンのタイムワープを思わせるような描写も良かったですね。