yosiyuki2 さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
言いたいことは、色々ありますが ※ネタバレあります
原作プレイ済みです。
プレイしたのは5,6年前ですが大筋の内容は、ほぼ覚えていました。
戦闘シーンの作りこみ、新しいオリジナルと原曲のbgmなどクオリティは高かったと思います。スターダストとかねー。
ただ志郎とアーチャーの戦闘シーンで、アーチャーに感情移入してしまったのはどうしてなのか。原作プレイの時はバリバリ志郎目線で見れたんですけどね。それで物語のテーマというか一番の見せ場で、
「え、そっちのほうが正しくね」ってアーチャー見て思っちゃったから、アニメ化として失敗しているような気がします。それだったら映画版の対峙シーンのがすっきりしてて良かったように思えました。
もちろん、自分の見方や価値観の変化の可能性はあります。
a「目標のために、自分の幸せを求めずに進んだ行き先が絶望しかないよ」
a「だから違う道に行け」
しかも志郎目線主体ではなく、場面飛ばしながら、アーチャーの絶望を回想入れながらそれを具体的に描く
んで
b「それが、目標だから」
b「それでも、何も考えず進む!」
どうしてbが正しいと思えるか、
うーん?
原作で一番燃えたシーンで、一番不満を覚えるとは思いませんでした。地の文で大事な文が消されたか、アーチャーにスポットを当てすぎたかはわからないんですが・・・
ただラストの笑顔が想像以上でした。
でも盛り上がりで考えると原作の方が盛り上がる気がします。
全体で見れば一期とかこの好きな√がアニメで見れるってだけで感動で泣きながらみてただけに残念です。
追記
行きつく先が絶望しかない「自分の選んだ選択」と
行きつく先が自分の選んだ道より、より救いがある可能性が高い「誰かに選ばされた選択」
ということなら前者を選択することもわかる気がします。
結局は人生なんか自己満足だから、
自分が選んだ道を行くこと>自分の幸福
で、後悔しなければ、それが正しいってことなんですかね・・・
更に踏み込んで追記です。
フィクションですが、考えされる内容であったいうことなのですが、
一番疑問に思ったのは『ここ』でした。
アーチャーが踏み込んだ内容を言っているのだもの。
つい、考えちゃったんです。
『諦めず、がむしゃらに頑張り続けることが本当に正しいのか?』
もっと言えば
『誤った方向に努力しているという可能性もあり、人生というのは
修正しながら生きていくものではないか?』
という疑問を対アーチャ―戦で抱いてしまったんですよね。
これは人生経験による感じ方の変化が妥当だと感じました。
無駄な努力はあるし、誤った方向に努力しても報われないということを
生きている中で感じてきたからですね。
ps2版ゲームプレイ時(当時中3だったかな)はただ、ひたすら諦めず、
努力することが綺麗で正しいものに見えていました。
それが時が経ち、心が汚れてしまったのかもしれませんね(笑)