migratory さんの感想・評価
2.6
物語 : 3.0
作画 : 2.5
声優 : 2.5
音楽 : 2.0
キャラ : 3.0
状態:今観てる
連載マンガ作品の原作のその先を描く、パルス国王子・アルスラーンの自国奪還の英雄譚
スロースターターアニメ。
恐らくは、5話目くらいから対立構造が分かって楽しめる作品だと思いました。
国の崩壊で初陣したばかりの王子アルスラーンが、知人を頼り国や民を救うために立ち上がり、ダリューンやナルサス、エラム、ギーヴ、ファランギースという臣下を次々と得て、やがて30万の敵を圧倒するという物語は圧巻だと思います。
先日、シンドゥラ国編が終わったのでその第14~18章を自分なりにまとめてみました。
{netabare}
※本当に自分なりにまとめました。登場人物などの名称が独特で分かりづらいので、それに近い名称を抜き出して勝手に当ててあります。悪意はありません。余計分かりづらくなってしまったのは仕様です。例:ヴァフリーズ→ファブリーズ
★★14~18話シンドゥラ国編★★
(出演:ラジェンドラ ジャスワント ガーデーヴィ マヘーンドラ バハードゥル クンタヴァー カリカーラ二世ほか)
●バルス暦320年12月冬。バルスに侵攻してきたシドニア国軍5万。ナスの言う注意すべき3つの理(天の時、地の理、人の和)に反した状況のためアスラン軍1万の兵にあっけなく敗れ、捕虜になったのにちゃっかりアスラン・ザラ王子と同盟を結ぶシドニア息子の第二王子・ラザニア。
●バルス暦321年新年。ラザニアの提案に乗り、もう一人のシドニア息子・ガーデニンを討つために動くアスラン一行だったが、ジェラート城塞通過の際、シドニア国の使い(のはず)のジャスラックの策に城司・ゴードンとタラちゃんがそそのかされ、バルス軍を襲撃。返り討ちに遭う。
●同321年初冬。ガーデニン軍15万、アスラン・ザラ1万・ラザニア5万の連合軍がオシャンティーガールの野で決戦。窮地を迎えたラザニア軍だったが、ジェラートで足止めされてるはずのアスラン軍が駆けつけ、敵軍の象が錯乱する中、バリューセット無双でガーデニン軍は撤退。
●シドニア国王・カニカーマ二世の命により神前決闘で王を決める事になり、ラザニアの代理で闘う事になったバリューセット。戦士・馬場徹との一騎打ちは、その巨体に押され剣を折られるも隠した秘策の短剣で勝利を得る。結果に納得のいかないガーデニンの暴徒化で、アスラン一行も巻き込まれる一方、ジャスラックの慕い仕える宰相閣下・アキマヘーンドラがガーデニンに異を唱え死亡。
●同321年2月。カニカーマ王が亡くなり、葬儀でラザニアが涙。ジャスラックを勧誘するアスラン・ザラ。処刑という名の宴の席で命乞いするガーデニン、アスランに斬りかかろうとして失敗しそのまま斬首。ラザニアからのお礼にコーディネイター将軍の兵3千騎を貰いうけ新ドラ国を後にするバルス軍。野営した地でコーディネイター軍が暗躍、そこにラザニア軍も突入してくるが、既にジャスラックの口添えでダウンしてたコーディネイター(一言も発さず)。ふたたび捕虜になったラザニア、僕たちは戦わないという誓約書を書いて釈放される。
以上です。お口汚し失礼しました。
{/netabare}
物語が進むごとに新しいキャラクターも増えていく物語なので、アニメ作品らしい楽しめ方も出来ました。
また、エンドカードの部分で、マガジン出身の作家による当作品への寄稿されたメッセージのようなものが見れるのも楽しみの一つです。
恐らくは9月で物語は完結されると思われますが、犬夜叉システムであれば、かなり長く物語は続けられるはずの物語だと思います。
本編はPS4/PS3で発売されるアルスラーン戦記無双をもって完結(いままで感動してきた人が殺されるという悲惨な時代の表層を無双で一括されると言うオチ)する予感がしてます。