daruma さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
攻殻前日談ならでは
ARISEの方のレビューにも書いたんですが、ファイアスターターの謎だったり、第三世界だったりと明かされていないことが多かったのでARISEシリーズは評価したくてもできないところがあったんですよね。
そういった気になる謎やモヤモヤしている部分がこの映画を観ることによって一気に解消されます。
{netabare}PV観たときに素子の義体の声が完全にクルツだったのでPVの時点で黒幕がお察しだったのは残念。そこは隠せよ笑{/netabare}
ARISEに対するひっくーい私の評価がこの映画で一気に上がりました笑
映画を観たらもう一度最初からARISEを見直したくなるレベルです。
映画館で観たせいもあると思いますが、大迫力の戦闘シーン映像と音声で手に汗握りっぱなしの100分でした。
できれば公開している間に劇場に足を運んでほしいです!正直DVD・BDじゃもったいない!
一番の見どころは何と言ってもラスト2シーンですね!攻殻ファンならビビビッとくるのではないでしょうか?!
あの2シーンでいろいろと声優だったり、キャラデザだったり、細かい性格だったりと違和感があったARISEも攻殻機動隊のひとつだと印象づけられました。
特にGHOST IN THE SHELL2.0を先週観たばかりだったのでゾクゾクしちゃいましたよ笑
ARISEシリーズを総括すると「攻殻機動隊前日談が上手く描かれた作品」だったのではないでしょうか?
素子の性格もARISE(じゃじゃ馬)=>SAC(可能性の模索)=>GIS(限界を知り悟りを開きつつある)と精神年齢の変化を感じられる一つのピースとして観ることができると思います。
同じように違和感を感じたキャラクターの印象も攻殻前日談ならではのものだと思えばなんか好きになれそうなシリーズです。