タック二階堂 さんの感想・評価

4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

ちょっとドジっ子主役のSHIROBAKOリスペクト。

一ノ瀬双葉は、デビューしたての新人声優。
けれど今のところ、特に際立った個性もなく、残念ながら
仕事もほとんどない。
アルバイトで生計を立てながら、試行錯誤の日々を送っていた。
そんなある日、双葉は、TVアニメ『仏戦士ボサツオン』の
アフレコスタジオで、自分と同じ新人声優、萌咲いちごと
小花鈴と出会い――。
現役声優である私、浅野真澄が、今までの経験と膨大な取材をもとに、
好きなことを仕事にしようと格闘する女の子たちの日常を、
楽しく、生々しく書きました。
声優になりたいあなた、声優・アニメファンのあなた、進路に悩む
あなたにこそ見てほしい。
誇張もディフォルメもないリアルな私たちの姿、きっと楽しんで
もらえるはずです。（公式サイトより）

というお話。

初回から、大御所・野沢雅子さん（野沢雅子役）は登場するわ、
EDでは曲がいきなり「残酷な天使のテーゼ」になるわｗ
なかなか驚かせてくれましたｗ

ストーリー的には、SHIROBAKOをもうちょっとチャカチャカした
感じ。でも、こういうお仕事アニメ、特に自分たちの業界の話を
やるわけですから、よほどのやらかしをしない限りは、だいたい
当たりますよねｗ　これはこれで面白く観れました。
継続視聴です。

-------------------4話視聴後、追記です。

だんだんイヤホンズが可愛く見えてきましたｗ
これ、そこまで期待していなかっただけに、かなり拾い物感があります。

面白いです、これ。

-------------------9話視聴後、追記です。

「マネージャー」

今回は特別編として、マネージャーの紺野あおいに脚光。
声優のマネージャーさんって、大変なんですねぇ。
まあ、この作品の根底に流れる「成長物語」は、主人公たちだけじゃ
なくて、裏方の新人マネージャーさんもそうだったということです。

よく練られた脚本、テンポの良い展開とも問題ない作りです。
ただ、あえて難点を言えばゲスト声優について。
もちろん、登場すれば「ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━ｯ!!」となる
のですが、たまに強引な登場のさせ方なんですよね。
今回の日高のり子さんも、かなり登場が強引。言ってしまえば
「別に出ても出なくても良かったのでは？」という印象です。

誰もが知ってる大物声優を登場させるのも諸刃の剣。
本人役で出すという着眼点は好きです。出し方を自然にしてほしい。

-------------------最終話視聴後、感想です。

最終回は、双葉が事務所に残れるかどうかの査定。
実際、フリーランスというのは、こういった
いつでも切られるという不安との戦いです。
だからこそ、仕事にも手を抜けないし、自己
アピールをしなければ生き残れないシビアさが
あります。

前回のライブで大団円にせず、こういう話を
最後に持ってくるところが、この作品の秀逸な
ところなのかもしれませんね。
（ていうか、作者・ますみんの性格？w）
さすが、某ラジオのゲストで出て話していた
「アニメ化に際し、ポンコツなスタッフを全て
遠ざけた」というだけのことはありますw

それにしても、同人誌だった本作品を、ローソンを
巻き込んでアニメ化。でも、それでは大した金に
ならないからユニット作って作詞して、印税収入を
見込むとか、なかなかヤリ手ですよね、浅野さんw

うん。良作でした。