退会済のユーザー さんの感想・評価
2.2
物語 : 1.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 1.5
キャラ : 1.5
状態:観終わった
設定というものがいかに大切かよく分かる作品
全13話のオリジナルアニメです。
アニメーション制作は動画工房さんです。
雑な設定が目立つアニメだったなぁという印象です。
ストーリーにキャラが振り回されています。
物語に合わせようとして設定がガバガバになっており、ご都合主義が強く出ていました。
アイデアとコンセプトは良かったもののそれをうまく構築出来なかった感じがしました。
以下に気になった設定の部分を挙げようと思います。
{netabare}①使用期限を過ぎると危険なワンダラー化をギフティアはしてしまいますが、
そんな危険物(こんな言い方ですみません)を子供1人にまかせても良いのか。
②子供の回収同意のサインは有効なのか。
③闇回収屋はギフティアを連れていて目立つのに主人公たちは何故ショッピングモールで捜索しているのか。
(そんな目立つ場所には行かないのでは?)
④警察が仕事をしていない。(警備会社が何故でしゃばるのか)
⑤アイラが謎の剣を出す。しかもその1回のみ登場。世界観はどこに?
⑥マーシャ(ギフティア)をどうやって見つけたのか不明。
⑦闇回収屋とソウタが何故あの場所にいたのか疑問。
⑧6話冒頭で「一般に被害はない」と言っているがソウタが被害に遭っている。
⑨主人公は何故アイラの残り時間を聞かないのか。(まだ親しくない時)
⑩ワンダラーの話いる?
{/netabare}①から⑩まで挙げましたが細かいところを挙げるとまだあります。
展開はすごくベタです。1話にして最後の終わり方が予想できます。
それでも最終話は少し感動しました。でももう少し何か欲しかったです。
しかし全体的に設定の雑さが気になってアニメに集中できませんでした。
作画は動画工房さんらしく比較的安定していましたが、顔のバランスがおかしかったり、
最終話では社員証を指すアイラの指が6本だったりと気になる部分はありました。
{netabare}機能停止したアイラの顔を移さない描き方は良かったです。{/netabare}
8話では花火が打ち上がるのですが、銃声みたいな音でした。目を瞑って音だけ聞いていると
戦場に降り立った気分になります。
結構重要なシーンが台無しです。
最終話の掃除の際に流れているBGMがところどころで流れますが、あまり合ってないような気がします。
ザックを始めとするほとんどのキャラは良いキャラでしたが、
ミチルが主人公に{netabare}お父さん(ギフティア)が目の前でワンダラー化し処理される話をするのですが、
その後の主人公の一言でデレます。
いくらツンデレキャラでも過去の辛い話の後でデレますかね?
アイラにとってお父さんとはその程度の存在だったのでしょうか。{/netabare}
あとミチルのツンデレがくどいです。イライラします。
やはり設定がしっかりしていないと残念なアニメになってしまう
ということをこのアニメを通して再確認することが出来ました。
もっとストーリーに山谷あって欲しかったです。
最後に気になることをひとつ。
課長の胃が心配です。