てっち@鈴蘭春香 さんの感想・評価
2.3
物語 : 1.0
作画 : 2.5
声優 : 2.5
音楽 : 4.5
キャラ : 1.0
状態:途中で断念した
制作陣は「如月ショック」をご存じない?
バイト先(書店)でラノベを担当している関係上、一応チェックしておかねばと思い1話視聴。
――結論から言うと、1話で切りました。これは本当に酷い。
これの制作スタッフは「如月ショック」というものを知らないのだろうか。
知らないっていう人にはpixiv辞典やニコニコ百科の当該項目を見てもらうとして…
それまでに詳細な描写の無い状態だと3話での轟沈ですら悲壮感をキャラと共有出来ないというのに、
1話でメインヒロインが刺されて死んだとしても「お、おう…」としかならないのは明白のはず。
しかも彼女を刺したのが他でもない主人公で、しかもその主人公が元々彼女を救いたいという理由で赤竜と契約しようとしていたにも拘らず
契約を完了するために彼女の命を犠牲にしなきゃいけなかった、という時点で最早シナリオ面は壊滅的にグダグダ。
「取り敢えずヒロインを殺しておけば涙を流して感動するだろう」というスタッフの安易な考えが見え隠れ――もとい露見してしまっている。
こんなことでは、国の2/3が他国に占領されていようが国民が蛮族と呼ばれていようが「あっそ」の一言で済んでしまうことは必然。
視聴を続けることに意味を見出だせず、1話で切った次第である。
声優の演技や作画は並、崎元仁氏の音楽だけは評価する。