Baal さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
規制ラッシュかと思いきや・・・そこはそのまんまかい!
アニメ製作会社・Production I.Gと女性漫画家集団・CLAMP
の両名が手掛けるオリジナルアニメ作品です。BLOODシリーズと
しては3作目になり、世界観や登場人物は共有しつつ作られている。
全12話
高校生で浮島神社の巫女である更衣小夜は平和な学園生活を送る
一方で神主である父の更衣唯芳の命で人を遥かに凌ぐ力を持つ
「古きもの」と呼ばれる存在を唯一倒すことの出来る御神刀で
それらを狩るという務めを果たしていた・・・
全く前知識等が一切ない状態でまあタイトルにBLOODって入って
いますから、多少グロく血が関わる作品なんだろうなぁと思いつつ
ニコニコ一挙放送で視聴しました。
概ねその予想は当たっていて規制ラッシュの展開が続いていたの
ですがミスなのか人間じゃないからいいのか内蔵の断面が映った
時はびっくりしました。(ぼかされていたようにも思いましたが
衝撃の方が強くそっちは曖昧になってしまっています・・・)
物語は序盤の3~4話辺りまでは学校生活→夜に古きものを狩る
の繰り返しで間に記憶か何かの回想みたいなのが入りつつという
感じで全く流れを掴めずにいました。
そこで今後の展開に二つの可能性を考えました。一つは過去を
探して古きものと戦い続けてその果てに出会って来た古きものから
答えを得る・・・というのともう一つはそもそも戦いに意味など
なく全く別の何かがあってそのために周りが存在している・・・
というのの二つです。バトルと日常という普通なら近くになくて
更には互いに独立できるけれどそうせず繋がったままが多いこの
二つがお互いをどう支えあっているのかでどちらかだろうなぁと
思っていました。
結論としては{netabare}後者の考え方に近いような展開に{/netabare}なっていたと思います。
そんなこんなで後半に入るけれどなかなか動き出さないとなり
ながら、いよいよその時が来そうだと思ったらまさかのあの言葉
が出てきて頭の中が・・・となってしまいました。
ある程度こちら側で整理をつけていましたがそれでもなおその考え
の位置からではベクトル表現出来ない別次元の答えを得てしまった
ようでした。
記憶をたどりながらあのピースはここへそのピースはあそこへと
可能性の中にはめていくとそれはそれでなるほどと考える事も出来る
様にも思います。特に3~4話までの流れが結論を導き出すヒント
になっているのかもしれません・・・
ここまで来てそれはないでしょと思う事も十分に考えられますし
それまでのバトルの中でもあれだけあの文言を口にして・・・と
思ったりしてそう感じるのも分かると思います。
ですが私はこの流れを評価したいと思います。ただ一つ言えるのが
ラストに畳みきれず劇場版にしているのが残念というか納得出来ない
というか・・・という所です。
OPとEDについてはEDは水樹奈々さんで安定の歌唱力を持っている
なぁと思いました。OPの方はニコニコで見ていたせいもあるのだと
思いますが強烈な空耳が面白かったという印象が強いですw
最後に自分のグロ耐性が落ちてしまったのか、異形の化け物系が
元々苦手であるのが原因なのか、規制が入っているのが寧ろ強調
されてしまっていたのか、どれなのかはっきりとはしませんが
今まで見てきたグロ系の作品ではあんまり思わなかったグロイと
直接的に思ってしまうことが結構あって最近グロイのあんまり
見ていないなぁ・・・(と思ったらつい最近進撃全話見たなw)
とかいうもあるのかなと感じていました。
とりあえずあの終わりでは満足できないので劇場版も見ようと思います。
◆個人的点数評価 78.923点