天地人 さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
SFスーパー英雄(?)列伝4
巨大ロボットアニメの金字塔であるマジンガーZの新作劇場版第2作目で、自分の中ではベスト3に入るアニメです。
(そこまで凄いかと言うと、ファンならではの贔屓目もあるんでしょうが 汗)
1年以上に渡り放映され、無敵のスーパーロボットとしての地位を確立したマジンガーZが、暗黒大将軍の片腕である獣魔将軍率いる七つの大罪(違)じゃなくて戦闘獣軍団にボロボロにされるという、当時としてはショックな展開と、そのZを助けに来るグレートマジンガーのカッコ良さにしびれる作品です。
作画も劇場版という事で、当時としてはキレイですし(あくまで当時としてはですよ)まず、東京を除く世界の大都市が、謎の機械獣(戦闘獣)に壊滅的な被害を受け、危機をあおり、そして、とうとう東京に迫る戦闘獣。
いつものように軽快なZのテーマに乗って出撃するマジンガーZだが、突然攻撃を受け、無敵の超合金Zが切り裂かれ溶かされる衝撃の展開・・・
ただ、ここで注目したいのは、ボロボロにされながらもなんとか敵を倒す描写ですね。
苦戦しながらも敵を倒すというのが、今までマジンガーZを見続けたファンを納得させるんですよ。
しかし、別の戦闘獣によって、ダイアナンAとボスボロットは倒され、光子力研究所は破壊され弟のシローが瀕死の重症を負うというピンチの展開に。
満足に修理できない状態のZに、シローを助けるために輸血をして心身ともにボロボロの状態の甲児は、ついにTVで見せた事のない弱音をはいてしまう(それをドアの向こうで聞いてしまう弓さやかの描写がまたいいんです。)
そして再び襲い来る戦闘獣軍団に出撃するも、朝日を浴びただけで気を失いかける状態の甲児、修理が間に合わず満足な状態じゃないマジンガーZは、もうホントにボロボロに・・・
もうダメかと思われた時に颯爽と現れるボスボロット(笑)
またこれが難敵の悪霊型戦闘獣をラッキーにも倒してしまうんですよ(まあ、すぐやられてしまいますが)
いよいよ最後かと思われた時に、今度こそ現れるグレートマジンガー(嬉)その力で次々と戦闘獣を倒していくんですけど、きちんとマジンガーZにもマジンガーブレードで敵を倒すと言う見せ場を与えていて、納得の作品です。
でも、考えてみればマジンガーZ対暗黒大将軍となってるけど、暗黒大将軍と闘ってないような(おいっ)
見てない方は、ぜひ本編のマジンガーZを見てから見る事をお勧めします。