ポール星人/小っさ さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
名画からの引用は、相応に配慮して欲しいです
12話観ました。
1クール目の締めでしたけど、あくまで2クール目への導入という作りでしたんで特に印象に残るものも無く。
この時期にこの作品がアニメとして世に出るって、なかなかタイムリーではあったし正直どうよ?って気はしてましたが、本作自体は無難に自衛隊と言う特異な軍隊を描いてたかなと。
私は右でも左でも無いと自分では思ってるので、概ね不快な気持ちにはならずに見れました。
ファンタジー+現代の軍隊と娯楽として見せる作品としては、極端に萌えな方向でも無く軍事サスペンス寄る事も無くバランスに関しては上手かった気はします。
2期は炎竜討伐があるようですが、古の東宝怪獣映画的なの期待してます。
出来ればメーサー殺獣車希望、スーパーXはイランですw
ただ個人的にはやはり6話がどうにも納得がいかなかったもので、以降終始冷めた目で観てました。
健軍陸佐の第4戦闘団の特地での行動が、後に続く2期の展開でキルゴア中佐の第一騎兵隊の如く振る舞うという事を示唆した表現であったのならば納得なんですが・・・・
でなければ地獄の黙示録からの引用が配慮不足だっとしか個人的には思えませんです。
あの映画のシーンがカッコイイから使いました~というのであれば、ちゃんと映画観たか?内容理解してる??と言いたいし、観方次第では自衛隊の方々への侮辱にも思えてしまう。
ヘリ+ワルキューレの騎行=カッコイイ・文化の遅れた敵国民には効果的♪なんて発想を陸佐と言う立場の方がしないでしょ。そだったら私の小学生時代思い出して超恥ずかしいですw
グリザイアの果実の時もでしたが、作品としては別に嫌いじゃないけど一つでも心に引っ掛かるものが有ると個人的には拒否っちゃうもので。
///////////////////////////////////////////////////
6話観ましたがどうも複雑な心境です。
{netabare}イタリカ防衛に自衛隊のヘリボーンな展開のシーンが占めた回ですが、もろに地獄の黙示録の第一騎兵隊へのオマージュですよね。
ご丁寧にタマ保護の為にメットの上に座るシーン迄書かれてたし。
そのこと自体は私も嬉しいんですが。
私も地獄の黙示録は大好きな映画ですし超有名なシーンですが、あれはキルゴア中佐がたかがサーフィンをやりたいという理由だけでべトコンの村を急襲するという蛮行のシーンな訳で。アメリカの正義とは何なのかと問う狂気の告発の映画から、自衛隊員達の対価を求めない防衛姿勢を見せるシーンのお膳立てに使うのってどうよ?という気がするんですよね。{/netabare}
今後の展開の布石という事ならアリとは思いますが、そんなダークなシーンにも見えず・・・それともこの作品ってかなりシニカルな視点なんですかね。未だこの作品の軍隊と言う存在をどういうスタンスで書きたいのか私には判らないというか。
ファンタジー+自衛隊をヌルく描くだけの作品じゃないのならば、この先も楽しみなんですが。
////////////////////////////////////////////////
2話みましたが、どうも主人公に関する部分がイマイチですね。
イマイチな主人公が異世界での経験を通して徐々に主体性を持ってゆくという物語設計ならばショウガナイと思いますが・・・
折角自衛隊の協力得てるんだから、多少は主人公の軍人らしい凛々しさ増してもいいんじゃないかなと個人的には思います。
なんか、このままだと軍事とファンタジーの融合しただけのただハーレムモノになりそうな臭いしかしないんですけど(汗)
/////////////////////////////////////////////////
ファンタジーと軍事アクションの融合、主人公はヲタでいい奴で肝もすわってるし一話の段階で女の子も有るヨとビジュアル的に宣言してるという事で・・・まぁこの導入部が嫌いで切っちゃうと言う人は居ないだろうなとは思いますw
勿論私もこの手のには踊らされる体質なので最後まで観るつもりですが、心にズシッと来る類の作品にはならない事もこの時点で明らかというか。
まおゆう並に鮨詰め展開ならば或はと思いますが(汗)
下手をすればこのご時世に異世界に進行するという選択をする日本という作品を作った意図が問われると思うのですが、この作品が純粋に娯楽を目指した作品であることをむしろ願いたいですね。
ディスってるつもりは有りませんので、念のため(汗)
74式の作画、圧巻ですよ~