スパイ隊長(休止中) さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
う~ん、あともうひと押し、かなぁ・・・。。
「普通」
※自分のレビューを見るときはプロフィールを参考にしてください。
アニメの予告PVを見て、これはおもしろい、と感じた。たぶん悲しくて泣けるようなアニメだろうなぁと。
人間とアンドロイド(通称ギフティア、9年ちょっと活動できる人間そっくりのロボット)の甘酸っぱいお話。主人公ツカとアリス(残り年数のわずかなギフティア)を中心に描いている。
前半は特に泣けるような話で心にじ~んときた。やっぱ、ギフティアであろうと愛しい人との別れは辛い。9年という寿命があるから、まあ、余命9年の人と過ごすのも同然である。
これを見て、前回レビューした「半分の月がのぼる空」を思い出した。なかなか似ているところがあるんではないかな。一緒にいられる期間は短い。でも愛しい人と最期までいたい。もし、願いがかなうなら一生一緒にいたい。
「プラメモ」では9年ちょっとの期限が過ぎると、ワンダラーという理性・記憶を失った化け物(?)みたいになる。(人間を殺傷したりもするから、主人公らはそうなる前にギフティアを回収する仕事をしている。)回収期間になる。んで、愛しい人と離れたくないからギフティアを回収させない。そしてワンダラーになる。こうなったら、内部の信号(神経?)を破壊するしかない。拳銃のようなもので内部に撃ち込む。撃つ人も、そのギフティアと一緒にいた人も良い気分じゃないね。こんなちょっとシリアスな感じで前半は進んでいく。
後半は、完全に恋愛中心だね。もっと、シリアスな感じ、例えば、ツカサが相方のギフティア、アリス(ヒロイン?)を回収させないでワンダラーにさせちゃう、みたいな展開も有りだったんじゃないかなとか。いや、もちろん指輪(の儀式)をして、最期にキスをして、無事回収でよかったとは思うけど・・・。
ツカサは嫌なこと、辛いことがあるほど笑ってごまかす、強い人だと思う。このツカサの決断は自分じゃできないなぁ・・・。(「半分の月がのぼる空」のレビューでも同じこと言ってたかも(笑))
「プラメモ」みたいに余命が完全に分かっている人と過ごす、もしくは、「半分の月がのぼる空」みたいにいつその時が来るかもわからないわずかな余命の人と一緒に暮らすか。
どっちにしろ、自分はできないかも。相手が幸せなら自分も幸せ。そう思える、そんな日がいつか来てくれることを願っている。
おすすめは、
Ring of Fortune/佐々木恵梨(OP)。切ない曲。