すぱ さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ハリウッド映画っ”ぽい”アニメ
ひとことで言うとタイトルのような作品。
主人公は冴えない元リーマン。
相棒はすぐ銃をぶっ放す危険人物で、同僚とボスはどこか怪しい変人。
いかにも映画っぽい。ただこの作品は男向けの漫画原作。
女性はとことん強い。女がばんばんぶっ放す。イキイキしている。相手の銃は当たらない。強い女=魅力的のわかりやすく爽快な図式ができるわけだ。
またセリフはいちいちクサイ。「神は休日でベガスに行ってる」こんなこと現実でいう奴はいないだろう。
よくも悪くもエンターテイメント性を追求している作品だ。
ナチスだかアメリカだかテロリズムだかもエンターテイメントの一部にしか過ぎない。
登場人物たちの凄惨な過去もこの作品のアンダーグラウンドな一面を出す役割を果たし、かついっちょ前の正義感を持ちながら戦うことのできない主人公に正義やモラル、そして人生といった何かを考えるきっかけを与えている。ふっきれた主人公が起こす行動も裏の人間らしくどこかネジが外れている。そうしたところもこの作品のエンターテイメント性を高めているのだろう。