血風連あにこれ支部 さんの感想・評価
3.7
物語 : 2.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
クオリティはいいのだが…最終話が微妙すぎる
最終話でガッカリさせられた作品を挙げろと言われると、おそらくベスト5には食い込むであろうと思われるこの作品。
(ちなみに残りの4つはエヴァ、俺妹2期、極黒、ファントム。話ではイデオンやバルディオスも凄いらしい。時間があったら確認してみたいところだ)
ラスボス倒して皆五体不満足になったよ! はい終わり! じゃ救いがないのでこうするしかなかったって事なんでしょうが…。
気合で元に戻りましたとかもはやご都合主義間満載である。 おぉい! 供物設定何だったんだよ! つーか現実の障害者は気合じゃ治らねーんだよ!
それまでは結構良かったと思われるのだが、この最終話のおかげでストーリーの完成度は壊滅状態である。
障害者をバカにしてる感まで出来てしまって、全体的なイメージまですっごく悪くなってしまった。もはやどうにもならない。
でもこの作品、円盤は売れてるんですよねぇ…。
まどマギのパクリ路線と揶揄される残酷系魔法少女の幻影ヲ駆ケル太陽は売れてないのに、同路線のこっちは結構売れてる。
作画はこっちのほうが良いが、ストーリー展開において両者の間にそこまでの差異は感じられない。こちらの最終回がアレな事を考えれば、むしろ幻影の方がストーリーの完成度は高いと言っていい。
オタの琴線に響いた原因は、おそらく序盤の引きがよかったためだろう。
円盤の発売日が早くて、ボロが出る前に売り抜けてしまえたというのもでかい。
ククク…! 『視聴者に後味の悪いものを残す』とか…便所のネズミのクソにも匹敵するその物の考え方が命取りよ!
この結城友奈にはそれがない! 円盤を売りさばいて覇権を取る! ただそれだけよ!
過程や、方法なぞ…! どうでもよいのだァーッ!
と、DIO様ばりの傲慢さを感じる。まあ、アニメ業界も苦しいわけだしこういう商売の仕方は嫌いじゃないんだけどw