東玲二 さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
短いながらも見所満載。TV版を見たならこっちも見よう。
まず始めに悪い点からつらつらと。
もともとが某作品との抱き合わせによる劇場公開なので作品時間は1時間ちょい。全体的に駆け足気味。単品上映が難しかったことを仕方ないにしても少し物足りなく出来れば2時間欲しかったなと思う。
TV版から作中で3年経過しているがその間の説明がほとんどなく、いきなり主要の二人が死亡していて始まることにTV版から何の前提情報なくいきなり観始めた方は面食らうだろう。
その点はナデシコAからBへという小説があるのだが興味ある方はそちらを参照。
要点だけ書いてしまうと{netabare}ナデシコクルーはそれぞれの道を進むがホシノ・ルリをどうするかが問題になり、プロスペクター大岡裁きによって結婚したばかりのアキト、ユリカ夫妻が引き取ることに。しかし、アキト、ユリカ夫妻は新婚旅行のシャトルが爆破し行方不明。結局、ミスマル家が引き取りホシノ・ルリは連邦宇宙軍に所属しナデシコBの艦長になっていく。{/netabare}
TV版の雰囲気を期待すると少し裏切られる。ストーリーのメインは復讐劇なのでやや暗め。もちろん独自のコミカルなところはあるがかなり抑えめでシリアスなところが強め。むしろこっちの方がいいかもしれないが。
さて、この作品の一番の売りは何といっても主人公にランクアップしたホシノ・ルリ。美少女さはTV版から130%UP(個人的感想比)。感情表現も大きくなり、サービスシーンも有り。正直、ホシノ・ルリ目当てだけでもいいんじゃないかなとも思う。ハリー君になりたいと思う方は結構いるんじゃないでしょうか?(笑)
TV版をしっかり観た方は元ナデシコクルーのその後を見れるのは思わずにやりとできるはずです。
{netabare} 扱いはひどいが何気にジュン君は勝ち組だと思う。 {/netabare}
主に戦闘シーンの作画についてだけど具体的にうまくいえないけど劇場版だけあってかなり力を入れて制作していることはよくわかる。
何気にちょい役で出てる声優がすごいです。
特に終盤にちょっとしかしゃべらない『ラピス』というキャラクター。
「サクッとマルッとお見通しだ!」でおなじみのあの大女優です。(このドラマも少し古いか?)