東玲二 さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
肝心な呪いの理由がないのはNG
まず始めにどうでもいいことですが、主人公榊原君がいきなり患っていた自然気胸。割と有名かもしれない病気ですが、私はこの病気のせいで3回の入院があります。そして、めちゃくちゃ苦しいです。痛いです。と声を大にして言いたいです。
さて、本題です。
ミステリーホラーというところでしょうが、若干変化球気味な感じを受けました。
それは他殺があまりないこと。一つ一つで見れば事故で終わるところなのにそれが連鎖するような形で起こることになんともいえない怖さがあります。
でも正直、事故より何に殺されたかわからない他殺のような方がが恐怖があった気がします。
描写は結構怖かったけど、ところどころ滑稽でシリアスを破壊するような死に方がものすごい気になる。そんな変なことをする必要なかったのに残念。
呪いの原因(?)になっている死者は直接に殺しをしてないのに死者を殺して呪いが止まるのが何それ?って感じでがっかり。
根本的な解明と解決が無しなのが納得できない。
そもそも、事の始まりの26年前の話だけだと怨みのようなところがないので呪いの原因が理解できない。
結局、アニメの中で自分達のところの呪いを終わらせて終了。
後輩達には発生したら自分達で頑張ってねって。
そこらへんを一番重要視してたので肩透かしを食らった感じ。
いくつか、何で呪いが発生したのか考えながら見たんだけどなー。
ここまで書いて、だめな点ばかり挙がってしまったが、それはストーリー的なところがほとんど。全体的なホラーな雰囲気はよかったと思います。
ラストはかなり駆け足だったけど私はあれはあれでアリかな感じます。最後のオチというかその意外性があって完全にノーマークで驚きがありました。