kochiro さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 2.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
何のために
何のために生きるのか、ということと、何のために死ねるのかは同義ではないが、死んでもいいと思えるような確かなものがほしいという願望は共通しているのではないでしょうか。
「ぼくらの」そんな願いが込められている作品でした。
私が余命が短いことを宣告されたとしたら、自分が生きてきたことに、いや、死んでいくことに何かの意味を見出したくなります。
いつ死ぬのかわからないからこそ、現代社会を生きぬくため利害関係から自分が有利になる行動をするのだけれど、いつ死ぬのかわかってしまうと自分以外の何かに自分が確かにこの世界に存在した証を残したいと思うし、残ってほしいという願いしか生まれない。
それが地球だなんて馬鹿みたいに規模の大きいことを言えるほど人間ができていない私だから、こんな風にこの作品のレビュー・感想を書いてる・・・。ってのはちっちゃすぎか。
でも、もしそうなのだとしたら、読まれてもまったく参考になっていなかったり、そもそも誰の目にも留まっていなかったりするとちょっと悲しくはなります。いや違いますね、あなたの参考になってたら嬉しい。ってことです。