「新劇場版『頭文字D Legend2-闘走-』(アニメ映画)」

総合得点
62.0
感想・評価
33
棚に入れた
189
ランキング
5115
★★★★☆ 3.7 (33)
物語
3.7
作画
4.0
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.7

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けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

【とーちゃぁん、かーちゃぁん、神様ぁ、、、まだ女の子とエッチもしたこと無いのにぃ~】←私的作中最高の名セリフ→【悪いことは言わねー、GT-Rだけはヤメトケ】

スタッフ全入れ替え、キャスト全入れ替え、時代設定変更、ユーロビート封印しての『頭文字D』シリーズのリブート映画
60分×3部作の第2作


今作で描かれるのは原作コミックス2~4巻
TVアニメ『1stSTAGE』の第6~15話
所謂『VS R32』編、及び『VS EG6』編
総じて妙義ナイトキッズを迎え撃つ藤原拓海とハチロクの活躍が描かれます


前回の初バトル以降、運転の面白さに目覚めたかに見えた拓海だったが、やはりバトルには興味無く平凡とした日常を過ごしていました
そんな中、赤城レッドサンズが敗れた“秋名のハチロク”に勝てばレッドサンズより格上であることが示せると思惑を膨らませる妙義ナイトキッズの中里毅から拓海に挑戦がある
拓海の不在中、勝手にバトルを取り持ってしまったイツキの失態でバトルは成立してしまうのですが・・・


焦るイツキ、やる気の無い拓海、絶対勝てるとイケイケな中里、端から中里が負けると決めつけて高みの見物な涼介
それぞれの温度差が激しすぎて『頭文字D』シリーズの中で一番好きなエピソードですw
特に劇中でも言われてますが『AE86 VS R32GT-R』ってライト級とヘビー級が戦うぐらい異様な取り合わせで自動車に詳しい人なら笑うしかない
中里にはGT-R乗りとしてのプライドは無いのか


さらに後半では中里を出し抜いてナイトキッズのダウンヒル最速を狙う慎吾のEG6が拓海を挑発
これは前半戦と違って自動車のカテゴリーとしては最もそれらしい組み合わせですが慎吾はマトモにバトルする気が無く、初見殺しも甚だしいデスマッチを仕掛けてきます
全く、ナイトキッズはこんな奴ばっかかよ!w


ちなみにバトルを詰め込んだ結果なのか『池谷先輩コーナー3つで失神事件』と『イツキのハチゴー』が無かったことにされてしまったのは非常に残念
この2つのサイドエピソードを踏まえた上で原作初期の完成度があるのに;


ってことで例の“しげのエフェクト”での素晴らしいバトルシーンと差し引いても、もうちょっとじっくり描いて欲しかったというのが本音で物語の評価は少し低めにさせていただきます


新キャストにはオイラ自身、だいぶ慣れてきたのですがギャラリーの中に8.6秒なんちゃらとか言うハチロク繋がりで呼ばれたとか言うトーシローが混ざっていたのがタマにキズでした(爆)


それとマジヲタしか気付かない些細なことかもですが、音の収録に使ったR32の車両提供がMINE'Sさんなので原作や『1st STAGE』で印象的だったブローオフバルブの音(プッシャー!)が無いのも残念
EG6の提供はその筋では有名なSEEKERさんなので良い意味で現代的アレンジが利いたというか、慎吾が「陶酔感」に浸っちゃう音が再現できていたのでは


最後に河村隆一の謎主題歌が無くなって今作のエンドロールはBACK-ONが担当しています
劇中挿入歌群ともマッチングするミクスチャーロックに合わせて劇中の峠である秋名山のモデルとなった実際の道路の車載映像が流れてテンションはMAX!
一瞬しか映りませんが現実の5連ヘアピンはドリフト族対策されちゃってて何度観ても(行っても)苦笑してしまいます

投稿 : 2016/02/07
閲覧 : 783
サンキュー:

11

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