スパイ隊長(休止中) さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
夢に向かって・・・ドンと行こう!!
「名作」
※自分のレビューを見るときはプロフィールを参考にしてください。
最初は仕事の話だしつまらないのかな、と思って見るのを悩んでいた。でも、P.A.WORKS制作だし見てみるか、ということで見てみた。
舐めていた・・・。こんなに深くて面白いなんて!!
ある人は「アニメを作りたい」「シナリオを作りたい」「上手い絵を描きたい」「3DCGを動かしたい」「声優になりたい」などの志を持っていて、いざそういう業界に入ったとき、やはり夢見ていたものと現実とはかなり遠く、「この業界に入って自分は最終的に何になりたいのか」を探求していく物語。
正直、アニメの制作過程を描くことにはとても驚いた。でも、これを見て、一層アニメというものを好きになれた。
ただただ自分の任意の時に任意のアニメを見ることは、当たり前だと思っているし当たり前にしているけど、何か上手くは言えないけどアニメの本当の深さというものを少し理解できた気がした。
このアニメじゃ、誰かが死んだり、感動の再会だったり、そういう涙を誘う話じゃないかもしれないけど、自分はメッチャ泣いた。
夢を持って社会人になって、限界、というか上手くいかない現実に直面して、腐りかけたり、不安になりながらも、それでも「仲間」を信じて、「仲間」とともに何かを成し遂げる。その喜びを改めて思い出させてくれた。
また、この作品でもよく描かれている、人間関係。
これは社会だろうと学校であろうと家であろうと、どこでも生じるものだ。これが生きる難しさであり、生きていくために必要なものでもあろう。自分ひとりが好き放題にできることはほとんど不可能。特に仕事は。周りの人に手を貸してもらったり手を貸したり、相談したり相談されたり。
この作品は「生きる」ということの難しさ、そして喜びも描いている。自分は、「生きる」ということの意味をまだ見つけていない。もしかしたら答えは目の前にあるのかもしれないし、一生見つけられないかもしれない。
でも、一つだけ言えることは「生きる」ことに意味がないことはないと思う。みんなそれぞれ意味は違うかもしれないけど、だからと言って、わかり合えないことはない。みんな違う方向を向いていても、目指すものがある。それが、ちっぽけなものでも壮大なものでも何でもいいと思う。「生きる」ことに意味を持ってほしい。そう感じた。
途中書きながら、自分が何言っているのかわからなくなってきたのでここでやめておきます(笑)
おすすめは、
宝箱-TREASURE BOX-/奥井雅美(OP2)。元気をくれる良曲。
プラチナジェット/どーなつ◎くいんてっと[宮森あおい(木村珠莉)、安原絵麻(佳村はるか)、坂木しずか(千菅春香)、藤堂美沙(髙野麻美)、今井みどり(大和田仁美)](ED2)は特に最後のアニメーション(というか5人のそろうワンカット)が好きです。