「ガールズ&パンツァー(TVアニメ動画)」

総合得点
88.3
感想・評価
3203
棚に入れた
14087
ランキング
119
★★★★☆ 4.0 (3203)
物語
4.0
作画
4.1
声優
3.9
音楽
3.9
キャラ
4.0

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ネタバレ

ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

戦車であそぼ~っ♪

2012年1クール オリジナルアニメーション
監督 水島努氏 脚本 吉田玲子女史 制作 アクタス

ある種のアニメ或いは物語において作中の決まり事等、
そういうものなのっ♪みたいなおヤクソク的事項が必要な事例、
けっこうありますね、
私も「艦これ」とか経験あるしわかっちゃいるんだけど、
本作も色々脳内修正というか整理が必要ではありました、
でも回追うごとに慣れもあったのか気にならなくなり、
最終12話到るころには痛快感共にとても楽しく観てました、

先ず戦車なのですが~私は戦車好きでした、過去形なのは、
私の幼少時ゲーム機等なく少年の娯楽と言えばプラモデル、
タミヤの戦車シリーズは大概組み立てて遊んでました、
でもこれが若干裏目に出ます、どういう事かと言うと、

これってロンメルじゃね?ハーケンクロイツだろ?
キングタイガー♪ハンティングタイガーじゃん、、、
↑痛いのです、
調べてみると上記固有名詞は、

タミヤの創造物だった、、って、お~い。。
タミヤ談)少年にわかりやすくする為に?とか、マイッタね、
当時の日本の少年しか通じなかったって事かよ~(^_^;

まあ考えてみれば(考えなくても)ドイツ戦車=ドイツ語
発音的イメージもあるだろうけど、、痛いですね。。
ヤレヤレ勉強しなおし、修正修正~。。

ドイツ中型戦車=パンター(豹)大型戦車=ティーガ(虎)
ハーケンクロイツ=III号突撃砲
ロンメル    =ヤークトパンター
タイガーⅠ型  =ティーガーⅠ
キングタイガー =ティーガⅡ
等々、、、
あ、でも通じるものもあって、戦車の大きさやかたちとか、
ドイツ以外の国の戦車の名詞とかは比較的通りました、
プラモだってスケール(何分の一とか)は統一されてた訳だし、
当時は造った戦車並べたりマブチモーターで動かしたり、
とにかくよく遊んだものです、
あとOVA特典かな~秋山優花里の戦車講座ってのあって、
これ観ると作品登場戦車の事大体判ります、
因み秋山優花里ってのは本作登場人物戦車オタクな女の子、

さてさて、
ママゴトというと女の子の特権みたいだけど男児にもあります、
庭に土盛りプラモ戦車並べモーター駆動させつつ、
チーフテンVSキングタイガー~ガガガガガ~みたいな、
痛いと思われるかもだけど本作はコレの成れの果てじゃないかなと、

戦車の形状駆動特質動きその他とにかく細部まで計算し尽し、
キャタピラの撓みやら音やら拘りに拘り抜いて、
3D駆使してアニメで蘇らせてしまったような、
この戦車オタクエネルギーには単純に感服です、

でも、戦車は戦争の道具、戦場ってそもそも過酷なもの、
戦車って主砲でなくても搭載機銃弾一発で人体木端微塵、
その辺りのリアル或いは酷表現については、
まあまあそこん所はご勘弁的いい加減さはありますね、
リアルや拘りあっても戦車のみ~♪みたいな、

本作の世界には、お茶やお花等と並び女子の嗜みの一つとして、
戦車道があるのです♪だから戦車乗るのは女の子だけっ♪
ハ~イっ(^_^;、そう、まずこれがオヤクソク、

何話か観てると、戦車横転したり水没したりあって、
それって命がけじぁねぇ(汗)?え~と、
怪我とかそういう概念無いのかな?これもオヤクソク?
怪我しないんだよね、絆創膏くらい、でもでも、
味方戦車砲弾受け半大破、「大丈夫!?怪我なかった?」
心配する台詞はあるし~って事は、、、
まあいいか~♪←これも随所必要だったかな~と(苦笑)

戦車主体なせいか登場キャラ(女の子ばかり)については、
なんとなくだけど描かれ方浅めな感じ、
あらすじ~?
{netabare}
女子高生の西住みほは、過去のトラウマを理由として戦車道の存在しない大洗女子学園へ転校してきたが、戦車道家元次女という事もあり生徒会に半強制で戦車道やるはめになる、友達になった沙織や華の気遣いにもほだされ結局戦車道邁進、発掘品のような軽戦車駆使しプアな戦力ながら公式戦等持前の機転生かし自軍を勝利に導くのであった、
{/netabare}
主人公からしてトラウマあったり気弱そうだったりだけど、
実はとてもデキる女の子みたいな設定、
戦車と女の子自体ギャップですが更に主人公性格設定でギャップ上乗せ、
ギャップ萌え(←そんなのあったかな)狙いかな~、
他の娘も性格付けあるし個人的エピソード回ある娘もいる、
けれど総体的になにかサラッと描かれてますね、
戦車動かすのは娘達、なんだけど見所は戦車攻防って事で、
好意的に取ればこれも贅肉排除って事でしょうか、
実際回追うごとに娘達の戦車攻防面白くなってきます、
戦車はとにかくリアルに動かされてるんですが、
何かカワイイ、主人公達の乗るのが軽戦車って事もあるけど、
終盤出てくるヘッツァーなんか可愛くてしょうがない♪
これがね、終盤大活躍します、
この軽戦車のファンになっちゃいました♪

昔、村松友視氏という人の書いたエッセイ本で、
私プロレスの味方ですってのがあって、
プロレスの観方楽しみ方が書いてある、
どう観るのが正しいか、

冷めた目でどうせ八百長だろ~→(論外)
真面目に観る→(不正解)
くそ真面目に熱く観る→(正解)

観方人其々、強制なんてできるワケないんですが、
これ面白いよって伝えたい熱意のような、
制作側の乗りみたいなのは回追うごとに増してます、
受けてあげるのも一興っ♪
そんな感じでいいんじゃないでしょうか、
これができれば、終盤11話12話なんか神回感ありますね、
{netabare}
敵高校戦車、ドイツ憧れのオールスター重戦車軍団、
{netabare}
ティーガⅠ(タイガーⅠ型)
ティーガⅡ(キングタイガー)
ヤークトティーガ(ハンティングタイガー)
ヤークトパンツァー(ロンメル)
エレファント
{/netabare}
もうね、オールスターキャストですよ敵の戦車、
{netabare}
敵ってのは主人公の姉率いる戦車道家元で王道らしいんですが、
こんだけ凄い戦車並べればそりゃ~勝ってあたりまえでしょ、
さらに幻の超重戦車なんてのも出てきます、
{/netabare}
どうやって闘うの?勝てるの?
この辺り是非観てほしいな~、痛快この上ないです、

余談
{netabare}
本作の見所は戦車攻防でこれが楽しくて観てたんですが、
公式一回戦勝利後次はアンツィオ戦だ~ってありながら、
場面変わったら勝ってた?
みたいなのあったけど、、、そりゃないでしょ~、
戦車攻防楽しみにしてるんだしって事で、
二回戦アンツィオ戦については、
計算上か尺上かはともかく本編とは別建てで制作してあります、
前記秋山優花里の戦車講座等と併せキスアニ等でご覧あれ、
本編自体辿る過程で5,5話とか10,5話とか妙な回ありますが、
これは総集編、水島努氏監督ってこともありSHIROBAKO的に観ると、
コンテやら何やら間に合わず苦肉妥協的産物だったって事でしょうか、
{/netabare}
って事でなにはともあれ、
2015本年11月には劇場版も公開予定だそうです。

投稿 : 2015/06/27
閲覧 : 474
サンキュー:

43

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