munewo さんの感想・評価
3.6
物語 : 2.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
のっけからフルスロットル
※原作は見ておりませぬ
好き放題突っ走る「あなたの隣に這いよる混沌、ニャルラトホテプ」ことにゃる子さんと一緒にノれるかどうかで評価がすっぱりわかれるだろう。
良くも悪くもストーリー性など絶無。
頭を空っぽにして見ると幸せになれるかもしれない。
「とらぶ○」が好き、もしくはラブコメ上級者なら問題なく見れるのではないだろうか。
○物語
クー子以外が主人公に,クー子はニャル子に発情するという無限ループ。
そして子作り談議に終始するエンドレスエイト。
『♂✕♂』だろうが『♀✕♀』だろうがそんなの関係ねえ。
這いよる混沌ってそういう意味だったのか。
下手なエロゲーよりも24時間エロゲーしているといえるだろう。
第01話における『ツカミ』はばっちりで、以降の展開に非常に期待が持てた。
が、それ以降の展開は前述の通りで中だるみ感は否めない。
さらに随所のメタラッシュが悪い意味で二番煎じ感に拍車をかける。
もう、いっぱいでち。
深く考えたら負けだ。そして俺は負けました。
○作画
背景の細部に至るまで非常に丁寧に作りこまれている。
作画担当の方々に賛辞を。
○声優
皆様お上手でございます。
○音楽
特に電波系のOPは「らしい」といえる曲になっている。
○キャラ
どこかで見たことあるようなキャラにひっついた、ひとつまみの邪神属性。
個々に深みが感じられず、萌え以外の感情移入がしにくい。
ちなみに11話にはアニメオリジナルのロリっ子も補完されたよ、よかったねお兄たん。
主人公に全く魅力を感じないのと直球ショタ有りなのが残念ではあるが、こればかりは好みの問題か。
ショタ好きな人もいるよね。
☆総評
クトゥルー神話とメタを抜いたら、魔法の言葉『一目惚れ』から始まるありきたりなラブコメしか残らなかったでござる。
だが逆に考えればパロディ&ラブコメの定番とも言え、それのみを目的として見るならば傑作か。
原作者曰く「首尾一貫してパロディ的な作品にしたかった」とのことで、
極めて丁寧な作画と世界観に合致した音楽とがあわさって、この点に関しては十分成功といえるだろう。
ニヨニヨしながら見れるか、話が進むにつれて退屈に感じるかで評価が大きく二分されてしまう。
残念ながら自分は後者なので、2期以降はギブアップだ。無念。