atsushi さんの感想・評価
3.7
物語 : 5.0
作画 : 2.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
長かった
たまゆらのルーツを辿り、うみものがたり、ARIAシリーズを全部見終えたので、やっと見始める。
51話と長そうなので気長に。
とりあえず、広橋涼が主人公なのにビビる。
Working!!の山田、ARIAのアリス、たまゆらのこまちちゃんと小生意気なガキのようなキャラの声優だと思っていただけに、正統派でビックリ。
ARIAっぽい雰囲気もあるが、どちらかと言うとセーラームーン並みの王道な気がする。
26話まで見終わった。
佐藤順一監督の原作でシルク・ドゥ・ソレイユがモチーフと言うか、アメリカが舞台のアニメってかなり珍しいと思う。
設定を見て、レイラの歳が18歳と聞いて、そりゃいくらなんでも無茶だ(笑)、と思った。
あと、素人っぽい声優のモブのようなキャラが居ると思ったら、あびる優だった(笑)
絵はどちらかと言うと90年代の少女アニメのような感じで、今見ると若干古臭い。
あと、説明のようなセリフが多い。
大体ストーリーの展開の予想は付くが、内容は深い。
雰囲気的にはセーラームーンだが、内容はスポ根。
ARIAと違って時系列もあって話も進むが、1話毎にテーマがあって、抜粋して見てもそれなりに完結している。
40話まで見た。
顔のアップとかなのに作画崩壊が目立つ。
巨人の星のような王道のスポ根かとも思ったが、フェアじゃない部分もちゃんと描かれている。
基本は精神論だが、脇のキャラが弱すぎて悪役だけが目立ってる感じ。
47話、良い話だ。
最後まで見終わった。
何というか、子供向けの時間帯にやっていたということもあり、全体的に無難な内容で、幻の大技とかを大リーグボール◯号とかに変えて見ると、なんだか40年前のノリ。
26話までは、絵は別としてストーリーはいい感じにまとまっていたが、後半はかなり冬の時代が続く。
でも、事前に何人かは死んでいるが、作中の時間軸では誰も死んでいないのはスゴイ。
昔のノリだったら、出資者の爺さんかオーナーかレイラさんか親の誰かは事故か何かで死んでただろう。
精神論というか根性論で片付きそうな話ではあるが、それだけで終わってないのがさすが佐藤順一監督原作、と言ったところか。
でも、スタート時にそらが16歳、レイラが18歳とかいくらなんでも無茶だろ!?と思う。
あと、大原さやかは一貫してスゴイのだが、広橋涼は主役の器じゃないなぁ、と思う。
Working!!山田とか、ARIA後輩ちゃんからすると、そういう役ならいいのだが、主役となるとやはり何か声が空回りしていた気がする。
26話で一旦話が切れるので、そこまで見て気に入らなかったらフェードアウトしてもいいかな!?という程度の作品だった。
コレを踏まえてエロくもないのに深夜帯で大人向けに作られたARIAを見ると、また感慨深いものがある。
とりあえず、終了後に始まったラジオでも聞くか。
しかし、この作品に限ったことではないが、国内盤のDVD-BOXが49800円なのにアメリカのAmazonで見たら上下巻足しても50ドルもしない。
大して特典に違いがあるわけでもないし、この頃のSD画質の作品に画質を求めてるわけでもないし、現地の声優での吹き替えも入って値段が12倍も違うとか、リージョンコードで分けたとは言え、ひどいダブルスタンダードだと思う。
追記
2011/12/03に見終わっていたものの、ラジオがあったので全部聞いた。
全102回だったかな!?
アニメが終わってから始まったというのに、2年続いたというとんでもない番組。
本編の4倍くらいの時間がかかったが、コレだけの繋がりだったら、広橋涼も大原さやかも、ARIAにもたまゆらにも出るわけだ、と思った。