ピピン林檎 さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
国防系まきこまれヒロイン葛藤ものだが・・・色んな意味で賞味期限切れでは?
「東郷、歯を食い縛れ!!」グワシィ!!!!!
(ノД`)・゜・。
本作をOVAまで完走したあと、真っ先に思い浮かんだのは、同じ国防系ヒロイン葛藤もので去年秋に放送された『結城友奈は勇者である』のこのセリフでした。
本当、こんな自虐ヒロインは、いっぺん結城友奈に殴ってもらえ!
勇者パンチ!!!!!!!
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閑話休題
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「カレイドスター」、「Solty Rei」、「クロノクルセイド」と同じく西暦2000年代前半~中頃にかけて名声を博したGONZO制作の人気アニメの一角という事前情報に興味を持って、TV本編+OVA併せて全15話を一気観してみました。
【原作】 「ビッグコミックスピリッツ」連載(2000年1月~2001年10月)の高橋しん氏の青年マンガ
【ジャンル】 国防系まきこまれヒロイン葛藤もの({netabare}恋愛から内縁の夫婦愛へ発展込み{/netabare})
【放送期間】 TV本編は2002年7~10月、OVAは2005年-9月
◆各話タイトル&評価
★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に大きな疑問を感じた失敗回
============= 最終兵器彼女 (2002年7-10月) =====================
{netabare}
第1話 ぼくたちは、恋していく ★
第2話 私、成長してる… ☆
第3話 ふたりで ★
第4話 ふゆみ先輩 ☆
第5話 うそつき ☆
第6話 クラスメイト ☆
第7話 守りたいもの ☆
第8話 みんな変わっていく ☆
第9話 アケミ ☆
第10話 …そして ☆
第11話 2人だけの刻 ×
第12話 ラブ・ソング ★
第13話 そして、ぼくたちは恋していく ×
{/netabare}
======== 最終兵器彼女 Another love song (2005年8-9月) ==========
{netabare}
OVA1 MISSION1 ☆
OVA2 MISSION2 × ← ココです。ココ!このヒロインは勇者パンチで一発殴られるべき!
{/netabare}
◆総評
作画・演出の古さもそうですが、登場キャラの行動・思考パターン等、色々と1990年代~2000年代初期を彷彿させるものがありました。
本作にノスタルジーを感じる人はまだまだ多いのかも知れませんが、正直言って、私は、この手の作品はもう賞味期限が切れていると思いました。
その一例として、登場キャラが頻繁に口にする「この国(this country)」というセリフ。
いやいや、そこは「我が国(my country)」もしくは「祖国(homeland)」でしょ。普通。
国防当事者が、何を他人事のような言い方をしてるんですか?
きっと本作の原作者および制作者は、夕方から晩にかけて放送の一部民放のニュース・バラエティ番組の見すぎだったのでしょう(笑)。
※結論として、本作には、まだネット黎明期(TV全盛期)だった、1990年代~2000年代初め頃の、一部の視聴者のメンタリティを振り返るという、骨董的価値はあるのかも知れません(遠い目)。