ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

なにがうつりましたか？

雨の季節になるとなんとなく観たくなるアニメ、
言の葉の庭とか、、
観てると想いだしちゃう作品、

だれかのまなざし

あなたの目には心には、

何がうつりましたか？

お父さん、娘、母親、ねこ、？
なにもうつらなかった？それもいい、
{netabare}
吊り革をまるで命綱みたいに強く握って、
あーちゃんが立っている、、、
ナレーション？
あーちゃんて？
帰宅途中のOLさんかな、疲れてるのか、、

６畳一間のワンルーム、電話かかってきた？
携帯？でもなさそう、未来設定かな、

相手は父親、元気って近況報告、
お互い嘘らしい、
嘘の質はちょっと違うね、

父心配かけたくない
娘心配かけたくない中にめんどうくさいもありそう、
老齢のねこのみーさん？

「久しぶりに近くに来たし飯でもどうだ？」
ナレーション？
あーちゃんは親との食事が嬉しい年齢ではないみたい、

回想？

無邪気でげんきな女の子、
子猫のみーさんお友達、
成長伴い家からも父親からも離れてゆく、

これはしかたないというより、
そうでないといけないってのもあるね、
父親疎ましくなる頃ってのもある、
生物学的にも正しい事？らしい、
寂しいけどね、
{/netabare}
親ってのは子供はいつまでも子供、
↑あたりまえ？そうかな？
例えば娘40歳、親70歳、
大きくなったとか歳重ねたなってのはあっても、
イメージってのか心象ってのか、
とにかく娘は娘、
可愛くてしかたなかった幼少時のイメージと、
さほど違わない、
こういうの兄弟姉妹にもあるんだけどね、
家族って不思議だよね、
{netabare}
ナレーション？
私はもうおばあちゃんになってしまったけど、
そういうあなたたちの時間全てをおぼえている、

ねこのみーさんか！？

あ、、、

真夜中？の父親からの電話、訃報？

おとうさんさ、
他の誰が死んでもこんなに悲しくならないと想う、
{/netabare}

たかが猫？そんな感覚な方もいるだろう、

可愛がってたペットに想い重ねる方も、

娘との時間重ねる方もいるだろう、

BGM、唄、
あなたを支えるまなざしがそこにある、

猫の視点ばかにできない、
夏目漱石どうのってのもあるけど、

想像力、感性、感受性、

他の気持や痛みがわかる、わかろうとする事、
心無いって想像力欠如だしね、

やさしさは想像力の賜物、

娘が小さい頃抱いて寝てた縫いぐるみ、
孫にあげようとしたら、
そんな汚いものをって母親になった娘、
おいおい、、、
壊れたままのオルゴール、
色々捨てられないものあるな～、
ビロードのうさぎって絵本あったな、
便所の女神様の唄よかったな、
おばあちゃん居たもんな、
猫も、犬も、鳥も、一緒に暮らしてたな、
動物って凄いんだよな、、、、、

そんな感じのイメージどんどん湧いてきた、

気が付けば、
物語いつの間にか曲流れてエンディング、

平野　文さん、、ラムちゃんか、、、

たまに見返したくなる、

その人にだけしか映らない心象を、
観せてくれるようなチカラ、
７分足らずだけど、あるな～、、
私はそう感じた、

何が写っても写らなくても、

『それでいいよ』


ところでこれって、、何かのCMだったの？

CMとしては、、、失敗作だったかも、

もうすぐ梅雨もあける、



だれかのまなざし

2013年　脚本・絵コンテ・演出・監督：新海誠

主題歌『それでいいよ』　
作詞：松井五郎　作曲：川口大輔　編曲：松浦晃久 歌：和紗

語り　平野文
岡村綾（あーちゃん）花村怜美
岡村浩司（お父さん）小川真司