もけもけぽー さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
お話は面白かったっす!
学園に存在する7人の魔女と、その能力をコピーできる主人公の山田くん。
ここでいう魔法とは火吹いたり雷を落としたりとかいうものではなく、キスした相手にそれぞれの持つ固有の効果を発生させるというもの。
人格を入れ替えたり、惚れさせたりとさまざまな魔法が登場してドタバタ劇を構成しています。
魔女も数話づつ小出しに登場し、その度にパズルのピースが集まっていくような、先の展開が楽しみになるストーリー性もあって面白いと感じました。
で…魔法の行使にキスという手法を用いてるため、男同士だろうが、好き嫌いという感情関係なくキスシーンが多用されており、見ているほうも段々麻痺してきて、キスが単なる魔法の手段でしかないという感覚になってきます。
そういった流れの中で、恋愛要素も投入されてくるのですが、そういう「好き」という感情のこもったキスの今更感!
最初は「こんなんだったら恋愛要素いらないかなぁー」なんて感じましたが
あるいはその逆で、「魔法だからって誰かれ構わずチューチューできちゃうお前らすげえよ」と心のどこかでドン引きしていて、魔法の手法が恋愛の邪魔になっているのかなと、ちょっぴり思っていたりもします。
魔法の手段としてのソレと恋愛としてのアレのコントラストが、演出的にもっと温度差のある描かれ方をしていたらそう感じなかったかもしれませんが、魔法の演出が毎回ネチっこい分(笑)、それを変身バンクのごとく何度も見ていると特別なことしてる感覚が薄くなっていくんですね。
よりこの作品を楽しむには、そのあたりのゴチャゴチャ感を笑って見ることができるか否かなのかなぁ?なんて想像しつつ。
僕個人としては、魔法と恋愛の演出で双方が足を引っ張ってるような、ちょっともったいない印象を受けました。お話が面白いと感じた分余計に。
繰り返すますが、お話は好きです!