ふぁれのぷしす さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
少し頭のおかしいいつものサンリオが送る音楽青春アニメ、私は大好きです
マイメロやジュエルペットシリーズでお馴染みサンリオが送る初の深夜アニメ
サンリオアニメといえば少し頭のおかしい、狂気に満ちた作品も多く、
この作品もその系譜であり、故に、それがツボに入る人もいれば、理解出来ない人もいると思います。
タイトル通りロック&バンドをテーマとした話しで、劇中に5組のバンドが登場し、
特に「プラズマジカ」女性4人のガールズバンドを中心に話しが展開していきます。
悩みや思いをぶつけ合い、仲間との友情と成長を描く青春アニメでもあり、
そして次第に存在が明らかになっていくダークモンスターという悪者と音楽で闘います。
ストーリーは朝夕アニメのテイストがあるので、少し脚本の荒さもありますがそこは勢いという事で。
キャラクターは各グループとも個性的な面子が揃っています、特に「シンガンクリムゾンズ」は
彼らが出るだけでギャグになるというか面白い人達です。
音楽アニメだけあって楽曲には力を入れており、声優とボーカルに宮野さん谷山さん早見さんと
歌える声優さんを配置し、どのバンドも良曲揃いです、
特に私はプラズマジカの「迷宮DESTINY」が気に入りました、疾走感があり何度何度も聞いています。
ちなみにTV放送版とCD版では音源が異なり、TV放送版ではあまり編集せずライブ感が出ています。
作画は3D&2Dどちらも凄いですね、可愛いしバンドシーンの再現などかなり頑張っていると思います、
ただケモノ属性をしっかり入れるのは、さすがサンリオでしょうか。
以下劇中挿入歌プラズマジカの「流星ドリームライン」の歌詞
{netabare} 「夜空に輝く夢の流星を 同じ場所でみつめていたいね
どんなに離れていても心が いつかはひとつになれば」
この楽曲は劇中で4人集まって初めて作った4人の曲という設定になっています。
最終回これを流しながらラスボスを倒し、チュチュから4つ揃って1つのハートになるギターのピックを皆にプレゼントする。
本来プラズマジカは踏み台だと思ってたチュチュが4人と同じ想いになり、レトリーはシアンが元の世界へ帰るのを知り離ればなれになっても、いつまでも4人は友達で想いはひとつと。
本当に良いジュブナイル作品でした、ただロムやシュウ☆ゾーの話しなど12話じゃ足りず
そういうのを全然掘り下げられなかったのは少し心残りかなと。
{/netabare}
笑いあり感動ありの青春モノで私は大好きです、嗚呼青春はNonStop。