景禎 さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァーーーーッ
前期に引き続き、ジョースター・エジプト・ツアー御一行様が、エジプトに入ってからのお話しです。エジプトに入ってからも、DIOの放ったスタンド使いを倒し、DIOの館に入ってからも精鋭の敵スタンド使いを倒し、最後にDIOを倒すまでのお話し。少なくとも、前期24話は見ておかないと・・・ですが、最初の数話を見て登場人物と基本的な設定を理解しておけばなんとかなるっちゃあなんとかなる。
ジャンル的にはアクション・アドベンチャー、それも相当濃~い味付けの・・・ということになりますが、わたし的にはギャグ作品として楽しんでいたりしています。もちろん、単なるギャグ作品としてではなく、かっこよく動くアクションシーンがあったり、あちこちに気の利いた名言がちりばめられたり・・・。多方向的な鑑賞が可能ということですね。
アニメ作品としては前作に引き続き漫画風作画重視になっており、原作ファンの方も問題なく楽しめます。というか、この作品、スタッフ全員が熱烈なジョジョファンではないか?という気がしています。というのも、作品に込められた情熱が「通常のお仕事」の範囲を大きく超えていますよね、これ。
さて、エジプト入りして最初に、御一行様に新しい仲間イギーが加わります。仲間といっても犬ですが、れっきとしたスタンド使いで、物語にもしっかり絡んできます。声優は「僕は友達が少ない」の志熊理科や、「織田信奈の野望」の前田犬千代を演じた福圓(ふくえん)さん。はじめのころは犬の鳴き声の演技(それはそれで趣きがあっておもしろいのですが・・・)ばっかです。でも物語の後半には超かっこいい見せ場が何箇所もあります。イギー回もあります。この回は泣き声ではなく、ちゃんとした人間語のせりふ、それも長セリフがあり、福圓さんの大熱演が楽しめますので、期待しといてください。
敵スタンド使いが使うスタンドも、パンチや剣や炎といったオーソドックスなものからは想像もできない突拍子もない設定のスタンドになってきます。アクションシーンのない戦闘シーンもあったりします。そして、最後のDIOのスタンドは承太郎と似たオーソドックスなタイプなのですが、そこへ行き着くまでのスタンドと対比して、いかに「普通」かが強調されるように計算されているのかも知れません。実は、承太郎と似たオーソドックスなタイプというところが、この物語の結末に大きく影響してきます。
物語の設定上、最終的にはDIOは倒されることになるのは明白ですが、ジョースター御一行様が全員無事で帰還・・・などということは常識的にちょっと考えられないですね。誰が死んで誰が生き残るかということは、超重要なネタバレに相当するので言えませんが、その場になれば死亡フラグが立ったりして、何となく予測できるかも知れません。いや、予測を裏切るかも知れません。実際、ありえないような大どんでん返しがいくつか設定されていますので、お楽しみに。
4期期待。