血風連あにこれ支部 さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
新世代に託された可能性
ユニコーンガンダムを託されたバナージという少年とザビ家最後の生き残りであるミネバが争いに巻き込まれながらもラプラスの箱という謎を追う話です。
ロボットアニメでありながら、争いの火種であるラプラスの箱とは何かという
謎に迫るミステリ仕立ての話でもあり、これまでとは違ったガンダムシリーズの楽しみ方が出来る作品だったと思います。
結論から言えば面白いのですが、箱の謎に関しては多少の消化不良感を感じました。
{netabare}
条文の隠匿が争いのきっかけであり、それが理由で何人もの犠牲者が出たって構成は悪くないと思うのですが、ニュータイプの定義すらもされてない状態で政治に優先的に参加させるなんてえらく曖昧で扱いづらい条文だと思いましたw
仮にこの条文があったとしても、拘束力を発揮できたとはとても思えず、これで連邦が脅されていたと言う部分に多少のご都合主義感を感じずにいられませんでした。
{/netabare}
それまでのエピソード6までの出来はよかったのですが、7で脚本の粗が出て多少評価は落ちました。
ただ、それを除いても美麗作画は非常に素晴らしかったですし、ガンダムファンとしては久々に戻ってきた宇宙世紀の描写にワクワクせずにはいられませんでした。
純粋に宇宙世紀が好きな方にはおすすめできると思います。