血風連あにこれ支部 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
独特の絵柄がキツいが…弾むような躍動感と疾走感、これぞ卓球!
原作があの絵だから仕方ないと言えば仕方ないが…。
かなり人を選ぶ画風なのは確かだろう。
作画も凄い所はあるものの、安定していない話数もあって視聴にやや難があると感じるのも確か。
だがストーリーは面白いですね。
何せ卓球アニメなのに「卓球に人生をかけるなんて気味が悪い」 とか言ってるのだ。それが作者の本音か、キャラとしての言葉かは知らないがぶっちゃけすぎである。
ペコ、スマイル、チャイナ、ドラゴン、アクマ。
それぞれのキャラの挫折、苦悩、葛藤、プライドのぶつかり合い、スポ根に必要な要素が余すことなく詰め込んであり、熱血すぎる事もないのに感じさせる泥臭さ。
思うに、指導者が魅力的に描かれていたからではないかと思いますね。
オババに小泉。回転する駒のように不安定な主人公二人が外れないように導いている。
最後は才能という言葉で済ませていた気もしますが…。
師弟関係が上手く描かれていたからこそ、それがこの作品の魅力につながったのでは、と感じます。
後半の {netabare}ペコの急成長 {/netabare}には首をかしげる方がいるのもわかりますが…。
私はとても楽しめました。このアニメを見ると、卓球がやりたくって手がうずうずしてきますね。