血風連あにこれ支部 さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
絵本の中のような不思議な世界観
魔女の姿で箒に乗った5人の少女が宇宙に散らばったエンジンのかけらを集める話です。
雰囲気は実にいいです。アニメを見ているのに、まるで絵本の中を覗いているような不思議な世界観があると思います。
ですが、刺激を求めている人には多分向いてないです。
明確な脅威がいるわけじゃないし目的がよくわからないし、スケールが大きいのに大抵何とかなってるから危機感が薄い感じがします。
SF的考証は…多分、しない方がいいでしょうね。{netabare} 太陽の近くにかけらを探しに行ったり、亜光速でも三カ月かかる場所へ魔法で飛んだり{/netabare}と結構なんでもありな世界観ですから。
何でもありさを受け入れて、宇宙の壮大さを感じ取れる人向けですね。
設定が複雑で、やや抽象的な表現が随所にあって、各話を見終わった後にいつも消化不良感が残ると思います。
キャラデザは抜群にいいので、日常系魔法少女アニメと割り切れば、宇宙を旅している5人の少女のかわいさを堪能する話、という事で楽しむ事は出来ます。
ですが、脚本そのものが優れているかどうかというのは、ちょっと私には判断し辛いです。抽象的表現は苦手なので。曖昧な表現を読み解くのが得意な人なら、あるいは楽しめる脚本なのかもしれません(ちょっと自信のない批評で申し訳ないです)。
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少し、評点を上方修正しました。
ガールミーツボーイアニメだと考えると綺麗な作品だと思うので。
しかしすばるちゃん、{netabare}肉食系女子{/netabare}だったんだな~。
ちょっと奥手なタイプかなと思っていたので、驚きましたよ。