ムッツリーニ さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ヒーローってなんすかねー♪ なんなんすかねーなんすかねー♪
1972年に放送されたガッチャマンのスピンオフ作品、という事になっていますが、その事は一旦忘れた方が良いでしょう。
コンドルのジョーとかギャラクターとか総裁Xとかベルク・カッツェとか、懐かしい名前が沢山出てきますが、名前が出てくるだけで根本的に全く違うものなので、視聴してる内に「あれ? これガッチャマンじゃなくね?」となり、その時点で視聴をやめてしまう方が多くいたそうです。それはとても悲しい事なので、過去の作品のことは一度忘れて、新たな気持ちで観ることをオススメします。
製作は過去のガッチャマンと同じタツノコプロなので、この違いは恐らく意図した物なのでしょうね。
作品その物は非常にメッセージ性が強く、現代の人間の在り方ついて一石を投じる内容となっています。その点についてどう感じるかは人それぞれですし、大いに議論されるべきテーマだと思います。そういった個々の意見のぶつかり合いが、世界のアップデートに繋がるのでしょうしね。
総評は、色々なことを考えるキッカケになる作品、かな。
お話自体はちょっと人の善性を信じ過ぎな気もするけど、そういう善性が自然と生まれる社会にこれからなってくれたらいいなぁとは思いますし、そのために自分に何をすべきか何ができるのかを考え行動するか、この作品がそんなキッカケの一つになると良いな、とそんな風に思います。
……でもごめんなさい。思ってるだけで何にもしてないです。